米国立海兵隊博物館に特殊部隊 MARSOC の装備品を示す新たなディスプレイケースが一時公開
米海兵隊特殊部隊 MARSOC (Marine Corps Forces Special Operations Command) 関係者による監修の下、その装備展示に向けた準備を進めているバージニア州トライアングルの国立海兵隊博物館 (National Museum of the Marine Corps) が、新たなディスプレイケースを示す写真を公開した。
Photo: National Museum of the Marine Corps (USMC-Museum) official FaceBook
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一時展示品として公開されたこちらのディスプレイケース。2009 年から 2010 年に掛けて、アフガニスタン北西部のバーラー・モルガーブ (Bala Murghab) 峡谷にディプロイメントした MSOT 8222 (Marine Special Operations Team 8222) 隊員の装備となっている。
Photo: National Museum of the Marine Corps (USMC-Museum) official FaceBook
AN/PVS-15 双眼型夜間暗視装置とぺルター製ヘッドセットが取り付けられた FAST (Future Assault Shell Technology) ヘルメットを着用したヘッド部分と、ドライファイア製 (DRIFIRE) フォートレックス (FORTREX) ウッドランド・コンバットシャツに各種携行品を満載で取り付けた MBAV (Modular Body Armor Vest) を着用しているトルソーが示されている。
Photo: National Museum of the Marine Corps (USMC-Museum) official FaceBook
胸部の「アドミンポーチ」には、ミッション中の隊員特定や負傷者報告の際に使用される「キルパッチ (Kill Patch) 」が確認できる。
Photo: National Museum of the Marine Corps (USMC-Museum) official FaceBook
MSOT 8222 は 2009 年 12 月、人里離れたこの渓谷において、陸軍の第 82 空挺師団とアフガニスタン軍 (ANA: Afghan National Army) と共に過酷な任務に就き、冬期を通じて武装勢力タリバンとの戦いを続けた。
年は明けて 2010 年 4 月、MSOT 8222 は、陸軍特殊部隊とアフガニスタンのコマンド部隊と共に、タリバンの出鼻を挫くべく、夜間襲撃の先制攻撃を仕掛けている。
なお、この他に第 1 海兵隊特殊作戦大隊 ブラボー中隊に所属し、2010 年 7 月 11 日にヘルマンド州の戦闘作戦で戦死した、故クリストファー・アントニク (Christopher J. Antonik) 二等軍曹 (享年 29 歳) に関連した遺品の展示もおこなわれているとのこと。
加えて国立海兵隊博物館では、アフガニスタンにおける MARSOC 戦闘記録の決定本として知られる聖マーティンズ・プレス (St. Martin's Press) 刊の「レベル・ゼロ・ヒーローズ (Level Zero Heroes) 」の著者であり、自身も元 MSOT 8222 のメンバーであるマイケル・ゴーレムベスキー (Michael Golembesky) 氏による海兵隊遺産基金主催のサイン会を計画している。
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