米海兵隊キャンプ・ペンデルトンがMARSOC精鋭レイダース隊員によるDA訓練映像を公開
米海兵隊キャンプ・ペンデルトンがその公式YouTubeチャンネルで、4日におこなわれたダイレクトアクション(DA: Direct Action)訓練の映像を公開した。
僅かに30秒ほどの映像だが、そこに映っているのは、その携行火器や装備からも海兵隊特殊作戦司令部(MARSOC)の精鋭レイダース隊員と考えられる。
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8/10 update
下記動画が追加されました。
Camp Pendleton Marines train to ensure mission readiness
西海岸最初の遠征訓練基地として知られる、海兵隊キャンプ・ペンデルトン。第二次大戦のそれまで、海兵隊基地は、バージニア州クアンティコ、サウスカロライナ州パリス・アイランド、カリフォルニア州サンディエゴに限られていた。
Image from Camp Pendleton
1941年5月27日、時の大統領であったフランクリン・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)が、国家緊急事態を宣言。これにより、すべての米軍の拡大が承認されたことによって、水陸両用訓練施設が即時追加されることとなり、キャンプ・ペンデルトン創設に着手している。
5ヶ月の建設期間を経て、西海岸最大の軍事施設が完成。第9海兵連隊・第1大隊が最初の入所部隊となっている。そして翌1942年9月25日、ルーズベルトは基地開所を宣言。その名称は、西海岸での訓練基地創設を提唱していた第一次大戦下のジョセフ・ペンデルトン(Joseph H. Pendleton)少将に因んで付けられている。
1944年10月までに、キャンプ・ペンドルトンは「常設化」が宣言され、1946年には第1海兵師団の本拠地となっている。その後、1980年代には歩兵部隊、機甲部隊、補給部隊、航空能力を組み合わせて "水陸両用"から "遠征"に至るまで、その能力を拡大。グレナダ、パナマ、ペルシャ湾、ソマリア、ボスニア、ハイチ、アフガニスタン、イラクと海兵隊が参加した実動作戦を通じて、その戦力への貢献を強めている。
そして、キャンプ・ペンデルトンは今年、2017年9月25日にルーズベルトの開設宣言から75年の節目を迎える。
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