海外製ボルトアクションのデキは?AMOEBA Airsoft 「Striker AS-01」レビュー
ライターのイヌイです、ごきげんよう。
今回ご紹介するのは海外製のボルトアクションライフル、AMOEBA Airsoftの「AS-01」です。
海外製の電動ガンはいくつもありますがこの手のライフルはあまりなく、またあったとしても精度が重要なボルトアクションはちょっと・・・という人も多いのではないでしょうか。
だがしかし、AMOEBAなら・・・という期待を込めて、筆者が気になっていたこのAS-01を取り上げて紹介してみます。
関連記事:
⇒香港 ARES Airsoft 「AMOEBA」シリーズ初のスナイパーライフル「Striker AS01」が新発売
今回ご紹介するのは海外製のボルトアクションライフル、AMOEBA Airsoftの「AS-01」です。

だがしかし、AMOEBAなら・・・という期待を込めて、筆者が気になっていたこのAS-01を取り上げて紹介してみます。
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取材協力:ガンショップ FIRST
http://www.first-jp.com/
撮影協力:東京サバゲパーク
http://www.tokyosabagepark.jp/
全景
最近見かけるようになったマガジン式のボルトアクションライフルですね。
ストックはポリマー製で、カラーはブラック・オリーブドラブ・ダークアース・アーバングレイの4色あります(今回のサンプルはOD)。
まず手に持った際のバランスが非常によく、軽さもあって取り回しは非常にいい感じです。
なお、このデザインはMAGPULのカスタムストック「HUNTER 700」を組んだM700に極めて近いものです。
M-LOKのスロットはありませんが、操作感や扱いやすさは期待してよさそうです。
機関部周辺
では各部を見ていきましょう。まずは機関部周辺から。
アルミ製でトップレイル一体のレシーバー。刻印はオリジナルですがオモチャっぽい違和感は少ないと思います。
しかし、HOP調整用のイモネジがトップレイルに・・・スコープを乗せる前にHOPを合わせる必要があったり撃ち込むとイモネジが緩みそうなど、ちょっと面倒かもしれません。
アルミ製のアウターバレルはハーフフルートのぶっといブルバレル。
ここのマーキングを見ると338ラプアマグナムじゃなくて338ウィンチェスターマグナムとのこと。この2つはよく似たカートリッジですが338winマグは北米で普及しているハンティング用のカートリッジです。
先台の部分は握りやすく支えやすいサイズ。
HUNTER 700をイメージしてここにM-LOK用のスリットを入れてもよさそうです。
マガジン
マガジンはかなり巨大で存在感アリアリです。
樹脂製で装弾数は45発とのことですが48発くらい入りました。マガジンを抜くとこぼれるBB弾は1発だけです。
マガジンキャッチはレバーでもトリガーガードのフチの部分でもOK。
レバーを下げるとマガジンの自重でストンと落ちてきます。
とりあえずそのサイズからスペアマガジンが入るポーチを探すのに苦労するかも。
338winマグは338ラプアマグナムとほぼ同じ長さのカートリッジなので、まぁだいたいそんなサイズだと思って下さい。
レシーバー後部
レシーバー後部にはコッキングインジケーターがあります。
鮮やかなレッドが見えるので非常に分かりやすく、視線を落とさず指先で触れて確認することもできます。
グリップ
筆者が特に気に入ったのがこのグリップ。
非常に握りやすい形状で、グリップ感はMAGPULのHUNTER 700とほぼ同一と感じました。
しかもこのグリップはスライド式で・・・
取り外しが可能。中には分解用とHOP調整用のヘックスレンチが仕込まれています。
ただ、唯一気になったのがこの部分。
ここの内側のフチの角がピンピンで痛いというか切り傷ができるというか・・・。エッジを削ぐかペーパーをかけて滑らかにするなど処理しておきましょう。
ストック
ストックはやや角ばっているものの一般的な形状。
チークパッドは取り外しができ、より高さのあるタイプがオプションで用意されています。
スリングマウントは金属製でガッチリとしたもの。
ボルト周辺
ちなみにボルトストロークはこれくらい。
エジェクションポートからチャンバーパッキンやノズルが見える仕様は珍しい気がします。
セフティはボルトアクションライフルでは一般的な親指操作タイプ。
とにかくボルトやトリガー、マガジンキャッチなどの操作性が非常にいいです。
なおかつグリップも握りやすいとくれば・・・。
マズル
マズル部は22mm(21mm?)のネジを装備。
ローレット入りのカバーが装着されており、オプションで専用サプレッサーやマズルブレーキもあります。
バレル
バレルのフルートはシャープな仕上げです。
とはいっても角は丸めてあり、素手で握っても痛いということはありません。
同社のMS338やMS700では手を切りそうなほど鋭いフルートでした。
さて、この手のボルトアクションライフルのお約束として、スコープを乗せないと狙えないのでこんな感じに仕上げてみました。
スコープはライラクス・QuintessenceのM3タイプ(3.5-10x40mm)、バイポッドはライラクス・NITRO.VoのSwingtype Bipod neo。サバゲで使うにはベストな組み合わせだと思います。
もう1つ。
軽さを活かして機動力を重視するのであればこういった組み合わせはどうでしょうか。
スコープはTrijiconのaccupoint(1-4x24mm)、VFCのナイツタイプオフセットマウントで装着しました。バイポッドはナシです。
スコープを乗せたところで実射テストです。
東京サバゲパークのシューティングレンジをお借りしました。
最初にHOPを調整し、それからスコープを乗せて30mで照準を合わせます。
実際に屋外で撃つと分かりますが、スーッとよく伸びる弾道が好印象。0.2gでも0.25gでも、それぞれベストなHOPが決まれば数発撃つだけでスコープ調整ができてしまいます。
また、多少の風があっても弾道が乱れにくいのもポイント。560mmもあるインナーバレルで十分加速されているためでしょうか。
逆に15発に1発くらい、フワッと逸れるケースがありました。おそらくBB弾の誤差が長いインナーバレルによってシビアに出たためだと思われます。このあたりをどう捉えるかはユーザー次第ですね。
そして距離10mでのグルーピングはこのように。
同条件で計測した東京マルイのVSRとだいたい同じくらいの結果になりました。15mくらいまでの集弾性はVSRと互角ですが、30m以降でややバラける弾道でした。
初速は78.7m/s(0.2g弾の場合)と70.2m/s(0.25g弾の場合)。ちょっと低めの数値ですが0.25g弾を使用した時の弾道が非常によいのがポイントです。
まとめ
結論からいうと、このAS-01はノーマルでも如何なくサバゲでその実力を発揮できるでしょう。
もちろん、後から手を加えた方がいいポイントもあります。
今回のサンプルは初速がやや低めでしたが、メインスプリングは電動ガン用のものと同じなので初速調整もやりやすいはず。インナーバレルやHOPパッキンもできれば国産品に交換しておきたいところですが、デフォルトのままでも支障はないと感じました。
トリガープルが極上!だとか各部の精度がものすごい!ということはありませんが、トータルで手堅くまとまっているなという印象です。
何よりHUNTER 700風ストックの持ちやすさが秀逸。クラシックなM700が現代的に、そして使いやすくアップデートされています。
ボルトアクションライフルがお好きな人はぜひ現物をチェックしてみて下さい。
Text & Photo: 乾宗一郎

ストックはポリマー製で、カラーはブラック・オリーブドラブ・ダークアース・アーバングレイの4色あります(今回のサンプルはOD)。
まず手に持った際のバランスが非常によく、軽さもあって取り回しは非常にいい感じです。
なお、このデザインはMAGPULのカスタムストック「HUNTER 700」を組んだM700に極めて近いものです。

AMOEBA Airsoft AS-01のスペック
・全長:1089mm
・銃身長:560mm
・重さ:2430g
・装弾数:45発
・初速:79m/s(G&G製0.2gバイオ弾を使用)
・価格:23,587円(税込み:ファーストさんでの販売価格)
http://www.first-jp.com/items/04/01/03/detail.php?itemcode=0401ARS00018
機関部周辺
では各部を見ていきましょう。まずは機関部周辺から。

しかし、HOP調整用のイモネジがトップレイルに・・・スコープを乗せる前にHOPを合わせる必要があったり撃ち込むとイモネジが緩みそうなど、ちょっと面倒かもしれません。
アルミ製のアウターバレルはハーフフルートのぶっといブルバレル。

先台の部分は握りやすく支えやすいサイズ。

マガジン
マガジンはかなり巨大で存在感アリアリです。

マガジンキャッチはレバーでもトリガーガードのフチの部分でもOK。

とりあえずそのサイズからスペアマガジンが入るポーチを探すのに苦労するかも。

レシーバー後部
レシーバー後部にはコッキングインジケーターがあります。

グリップ
筆者が特に気に入ったのがこのグリップ。

しかもこのグリップはスライド式で・・・

ただ、唯一気になったのがこの部分。

ストック
ストックはやや角ばっているものの一般的な形状。

スリングマウントは金属製でガッチリとしたもの。
ボルト周辺
ちなみにボルトストロークはこれくらい。

セフティはボルトアクションライフルでは一般的な親指操作タイプ。
とにかくボルトやトリガー、マガジンキャッチなどの操作性が非常にいいです。

マズル
マズル部は22mm(21mm?)のネジを装備。

バレル
バレルのフルートはシャープな仕上げです。

同社のMS338やMS700では手を切りそうなほど鋭いフルートでした。
さて、この手のボルトアクションライフルのお約束として、スコープを乗せないと狙えないのでこんな感じに仕上げてみました。

商品のお問い合わせ:
⇒LayLax クインテスセンス M3タイプ スナイパーライフルスコープ 3.5-10X40mm - ガンショップ FIRST
⇒LayLax スイングタイプ バイポッド NEO - ガンショップ FIRST
もう1つ。
軽さを活かして機動力を重視するのであればこういった組み合わせはどうでしょうか。

スコープを乗せたところで実射テストです。

最初にHOPを調整し、それからスコープを乗せて30mで照準を合わせます。
実際に屋外で撃つと分かりますが、スーッとよく伸びる弾道が好印象。0.2gでも0.25gでも、それぞれベストなHOPが決まれば数発撃つだけでスコープ調整ができてしまいます。
また、多少の風があっても弾道が乱れにくいのもポイント。560mmもあるインナーバレルで十分加速されているためでしょうか。
逆に15発に1発くらい、フワッと逸れるケースがありました。おそらくBB弾の誤差が長いインナーバレルによってシビアに出たためだと思われます。このあたりをどう捉えるかはユーザー次第ですね。
そして距離10mでのグルーピングはこのように。

初速は78.7m/s(0.2g弾の場合)と70.2m/s(0.25g弾の場合)。ちょっと低めの数値ですが0.25g弾を使用した時の弾道が非常によいのがポイントです。
まとめ
結論からいうと、このAS-01はノーマルでも如何なくサバゲでその実力を発揮できるでしょう。
もちろん、後から手を加えた方がいいポイントもあります。

トリガープルが極上!だとか各部の精度がものすごい!ということはありませんが、トータルで手堅くまとまっているなという印象です。
何よりHUNTER 700風ストックの持ちやすさが秀逸。クラシックなM700が現代的に、そして使いやすくアップデートされています。
ボルトアクションライフルがお好きな人はぜひ現物をチェックしてみて下さい。
■FIRST大阪本店
http://honten_blog.first-jp.com/
〒577-0012 大阪府東大阪市長田東5-1-3
フリーダイヤル 0120-969-946
TEL 06-6745-3331 FAX 06-6743-2381
営業時間/12:00~22:00 定休日/毎月第3木曜日
■FIRST東京アメ横店
http://ameyokoten.first-jp.com/
〒110-0005 東京都台東区上野6-3-15 大場ビル2F・3F
JR山手線「御徒町」駅 北口の改札を出て 御徒町駅前通り入ってすぐ右側
TEL 03-5817-4627 FAX 03-5817-4628
営業時間/11:00~21:00 定休日/毎月第3木曜日
■FIRST大阪日本橋店
http://nippombashiten.first-jp.com/
〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋3-6-5
堺筋道路沿い高島屋別館の向い
TEL 06-6630-9755
営業時間/11:00~20:00 定休日/毎週木曜日
■インドアサバイバルゲームフィールド【W-tap】
http://wtap.first-jp.com/
〒577-0012 大阪府東大阪市長田東5-1-31
TEL 06-6732-4768 FAX 06-6732-4708
営業時間/12:00~22:00 定休日/毎月第3木曜日
Text & Photo: 乾宗一郎
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