「SIG P320ピストルが暴発し重症を負った」男性が1,000万ドル(約10.8億円)の慰謝料を求めて裁判
「トリガーや銃に触れていないのに弾が発射されて重症を負った」として、『P320』ピストルの所有者がメーカーであるシグ社(Sig Sauer, Inc.)に対して、1,000万ドル(約10億8,000万円)の慰謝料を求める訴えをサウス・カロライナ州ホリー郡の一般訴訟裁判所に起こした。
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2016年10月11日、原告のトーマス・フランケンベリー(Thomas Frankenberry)氏は、同州マートルビーチの鶏肉ファストフード・チェーン「チックフィレイ(Chick-fil-A)」を訪れた。その時P320ピストルはウェストバンドの中で合法的に携行されていたという。
そしてフランケンベリー氏がトイレにいた際に、トリガーや銃に触れていないのに弾が発射されたという。暴発によって放たれた弾は、臀部を通って太ももの上部を貫通し、大腿動脈を僅かに交わして膝小僧でとまったとされる。
原告側は訴えの中で、「トリガーを引かなければ発射されないというメーカーの説明にもかかわらず、ピストルの設計自体に欠陥があった」として非難。シグ側が「自発的なアップグレード(voluntary upgrade)」を発表していたものの必須のリコールではなかったとしている。フランケンベリー氏は、シグが保証に違反したと主張し、その過失責任を追及している。
なお今回の訴えの一報を掲載したニューズウィークによると、シグはバージニア州の裁判において、女性警官マーシィ・ヴァドナイス(Marcie Vadnais)氏との間で暴発負傷案件を抱えていたものの6月に和解が成立。ベルトから銃を外した際に暴発し、大腿骨骨折の重傷を負っていたことが示されている。
Source: Man files suit against firearms manufacture SIG Sauer after his gun accidentally fired at Cick-Fil-A.
そしてフランケンベリー氏がトイレにいた際に、トリガーや銃に触れていないのに弾が発射されたという。暴発によって放たれた弾は、臀部を通って太ももの上部を貫通し、大腿動脈を僅かに交わして膝小僧でとまったとされる。
原告側は訴えの中で、「トリガーを引かなければ発射されないというメーカーの説明にもかかわらず、ピストルの設計自体に欠陥があった」として非難。シグ側が「自発的なアップグレード(voluntary upgrade)」を発表していたものの必須のリコールではなかったとしている。フランケンベリー氏は、シグが保証に違反したと主張し、その過失責任を追及している。
なお今回の訴えの一報を掲載したニューズウィークによると、シグはバージニア州の裁判において、女性警官マーシィ・ヴァドナイス(Marcie Vadnais)氏との間で暴発負傷案件を抱えていたものの6月に和解が成立。ベルトから銃を外した際に暴発し、大腿骨骨折の重傷を負っていたことが示されている。
Source: Man files suit against firearms manufacture SIG Sauer after his gun accidentally fired at Cick-Fil-A.
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セーフティ無しを納入なら防衛省を色々疑います
あちこちで暴発しまくってる。自衛隊納入なんて本当だったらかなりのおおごとになるんだがな。やはりデマか。