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北朝鮮、核抑止力に基づく聖戦の準備万端と反発

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韓国軍は23日、陸軍・空軍による北朝鮮からの軍事挑発に応戦することを想定した合同軍事訓練を実施した。今回の軍事訓練は訓練実施の事前に公表されていたとおり、韓国軍の冬季訓練史上でも最大規模のものとなった。

23日午後、北朝鮮との軍事境界線からわずか25Km南に距離をとった、韓国北部の京畿道(キョンギド)抱川市(ポチョンシ)にある訓練場において、実に105種類の武器と装備を使った実弾による訓練となった。報道では、サッカー場5面分が一斉に焦土化されるほど激しい訓練であったとされている。

今回の韓国軍による大規模な軍事訓練に対し、北朝鮮側は「必要な場合に核抑止力に基づく正義の聖戦を開始する万端の準備を整えている」との反発する姿勢を明確にした。この発言は、北朝鮮の金永春(キムヨンチュン)人民武力相が平壌(ピョンヤン)で行われた演説の際に表明されたものとして23日に報道されている。北朝鮮公人による核戦争を示唆する発言として世界の注目を集めている。

18日~21日の間の1日において韓国軍が延坪島周辺の黄海で実施した海上射撃訓練の際にも、北朝鮮による核の脅威が叫ばればかり。戦後の65年、日本国民にとってもこれ程までに「戦争」や「核」の脅威を肌身で実感する機会は無かったことであろう。

19日にロシアからの呼び掛けにより召集された国連安全保障理事会を始め、米国、中国、日本など、韓国・北朝鮮当事者国以外も交えた水面下の交渉が今もなお引き続き継続されている。

北朝鮮の核による脅威が現実のものとなった場合、海を隔てた隣国である日本にとっても対岸の火事で済ますことができない、大きな出来事となることは間違いない。


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