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防衛省、次期主力戦闘機 (F-X)の選定チームが始動

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防衛省は7日、航空自衛隊が保有するF-4EJ改の後継となる次期主力戦闘機 (F-X) の選定を専門とする「統合プロジェクトチーム」の初会合を実施した。

F-Xの選定に当たって現段階では主に3機種での争いとなっている。中でも選定最右翼として下馬評の高いのが、米ロッキード・マーチンを中心に米英など8カ国による共同開発が行われたJSF(統合打撃戦闘機)F-35ライトニングⅡだ。また、独を中心にNATO4カ国により開発が進められたユーロファイター・タイフーンも英BAEシステムズから防衛省へ直接売り込みにくるなど、積極的なセール攻勢をおこなっている。また、米マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社のF/A-18E/F スーパーホーネットも選定枠に入っているとされ、3つ巴の様相となっていると報じられている。

当初の選定で筆頭候補であったF-22ラプターが様々な問題によって、事実上空自への導入を断念せざるを得ない状況となった。「最強の戦闘機」という枕詞を欲しいままにしているF-22ラプター。その最強たる所以でもある驚異的なステルス性は、非ステルス機のRCS(Radar Cross Section:レーダー反射断面積)が5㎡といわれているところ、F-22ラプターでは脅威の0.01㎡とも言われていることが挙げられる。

実運用ではF-22ラプターの圧倒的優位性は揺るがないものの、超音速巡航能力を除いて主要な特徴が備わっているとされるのが、F-35ライトニングだ。また、スーパーホーネットにおいても米軍からの2003年度発注のロットより配備されている「ブロック2」ではそれらに次ぐ性能を備えた機体であるとされており、今後の選定レースの動向に注目が集まるところだ。


参考記事:
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011010700060
http://www.boeing.com/defense-space/military/fa18ef/docs/EF_overview.pdf


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