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米陸軍、個人携行型の狙撃探知システム「IGD」を配備開始

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米陸軍、個人携行型の狙撃探知システム「IGD」を配備開始米陸軍は、IGD (Individual Gunshot Detector:個人携行型狙撃探知装置)をアフガニスタンで展開中の米陸軍兵士に対して、3月末より配備を開始していることを明らかにした。初回の配備数は13,000セットとなる模様。

IGD は米国 QNA (QinetiQ North America)社により開発が進められたもので、4つの音響センサーと、ボディアーマーに取り付ける小型ディスプレイの組み合わせにより構成されている。
センサーはトランプのカードほどの小さなサイズにまとめられた高精度なものとなり、敵からの狙撃の際に生成された超音波を検出し、瞬時にその位置と距離を兵士へ警告する仕組みとなっている。なお、IGD 装置自体の重量は2ポンド(=約906グラム、453g/Poundで算出)とのことで、識別の精度については、400m以内で誤差10%程度の範囲としている。最初の狙撃の際、IGD はディスプレイ上での視覚的な警告と、音声によるアラートを発する。1秒未満で狙撃源の探知をおこない、兵士が2発目の狙撃を回避するのに役立てることになる。このシステムでは一般的な自動小銃に採用されている 5.56mm、7.62mm弾に対応が可能。駆動はカメラやSUREFIREなどのフラッシュライトで採用されることの多い、DL123 電池 2個を必要とする。

システムの全体的な構想は、米陸軍 PEO Soldier(Program Executive Office Soldier)と同じく米陸軍 REF (Rapid Equipping Force)により打ち立てられていた。米陸軍では、今後12ヶ月間にわたり、月間 1,500 セットずつの調達を予定し、将来的な構想において、Land Warrior や Nett Warrior との組み合わせにも期待を寄せている。

QNA社では米陸軍の他に米海兵隊からも同様に、2011年1月の時点で、個人用音響式狙撃探知システムの SWATS (Shoulder-Worn Acoustic Targeting System) を追加受注している。
陸軍向けの計画名称を IGDS (Individual Gunfire Detection System) としているのに対し、海兵隊向けでは MWGDS (Man Wearable Gunfire Detection System) としている。なお QNA社 によると 今後 同盟国向けの需要も見込んでいるとしている。


参考記事:
http://www.army.mil/-news/2011/03/15/53292-army-deploying-individual-gunshot-detector/
http://www.aphill.army.mil/sites/local/inc/UDTH25Mar11.pdf
https://peosoldier.army.mil/newpeo/equipment/Temp.asp?id=SMS_IGD
http://www.qinetiq-na.com/d15f5fe0-89f2-44c2-835b-5f4107cf6faf/news-and-events-latest-news-detail.htm


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