独、Leopard2A7+ 戦車のサウジアラビアへの輸出問題

あるサウジ側関係者は「何が問題なのか分からない」との見解。一方で、YouTube には、Leopard 2A7+ 戦車が放水銃を装備している様子を撮影した動画が「デモ鎮圧にも使える」とのコメント付きで投稿される騒ぎに。
ドイツでは、サウジアラビアに輸出した兵器が反政府デモの鎮圧に使われる事態に対する懸念の声が出ており、もしもそうなれば人権侵害だと主張する政界関係者がいる。中には、「サウジアラビア以上の人権状況が悪い国はリビア・イラン・北朝鮮ぐらい。そんな国に対して、石油を持っていて西洋指向だからというだけの理由で戦車を輸出するのは違法だ」との主張も。
一方、Angela Merkel 首相は Mittelbayerische Zeitung 紙の取材に対して、沈黙を守っている理由として「安全保障会議における決定事項は秘密事項」と説明。また、「中東や北アフリカにおける民主化の動きは支持する」「輸出は正式な指針に則って行い、武器輸出についての報告は議会で公開するので、透明性は確保できる」としている。
Deutsche Welle German radio 2011/7/7
DefenseNews 2011/7/8
過去の「戦車」関連記事:
⇒独ラインメタル120ミリ滑腔砲用新型砲弾HE DM-11開発
⇒イスラエル Trophy APS が米国で高評価を獲得
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント