皮膚のような電子装置、イリノイ大学主導で研究

この超極薄のウェアラブル電子装置の基となる技術は、米国・イリノイ大学 工学部の John A. Rogers 教授主導の下で進められてきたとして、雑誌「サイエンス」でも掲載されている。
日本でも人気の「お洒落タトゥー」のような、「一時的な刺青」にも似たこの電子装置は、極薄のシリコンによって、皮膚の皺 (しわ) や、伸び縮みにも対応できるとし、皮膚と一体になるほどの繊細な造りをしている。一般的なウェアラブル電子機器の場合では、電子機器としての性能を維持する為に、その携帯性を犠牲にすることが多いが、今回の開発ではその心配も皆無となる。
電子装置のウェアラブル化は、「いつ」でも「どこ」でもを語源とする「ユビキタス」を象徴する進化で、苛酷な環境であればあるほどにその有効活用が期待される技術。
申し分の無い携行性の一方で、半導体としてもパワフル且つ十分に動かせる能力を持つとしており、医学や生物学での分野はもとより、情報ネットワーク、コミュニケーションツールとして軍事分野での活用にも期待が集まっている。
DTI (Defense Technology International) 2011/09
Materials Research Laboratory College of Engineering University of Illinois at Urbana-Champaign 2011/08/12
Discovery News 2011/08/11
CNET News 2011/08/11
⇒Electronic skin measures heart rate, brain waves, and muscle activity
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