米特殊部隊、ソマリアで人質救出作戦を成功、実行犯9名殺害

米アフリカ軍によると、現地時間 1/25(水)早朝、米国時間 1/24(火)夜、米国特殊部隊が人質救出の為にソマリアへ降り立ったとしている。
DoD の広報官 George Little と John Kirby (海軍大佐) の公式会見では、作戦がおこなわれた具体的な場所やチーム名、使用された航空機など詳細を明かすことは無く、「統合作戦であった」として強調する中、AP通信 を筆頭に、幾つかの報道によれば、昨年の Osama bin Laden 殺害の作戦を実行した米海軍特殊部隊 NAVY SEAL の "DEVGRU" (Development Group) が中心に構成と報じられている。
公式会見は「統合作戦であった」と強調していたことと、作戦の内容から判断して、海外のメディアでは 米空軍 "Air Controller" と "160th Special Operations Aviation Regiment" (米陸軍 第160特殊作戦航空連隊) 、通称 "Night Stalkers" (ナイトストーカーズ:闇夜に忍び寄る者) の隊員が含まれていた、としている。作戦の成功を受け、映画 "Black Hawk Down" で有名なソマリア内戦の "モガディシュの戦闘" にちなみ、"Black Hawk Up" として報じるメディアもある。

⇒Galcayo, Soomaaliya / Google Map
緻密な計画の下で実行された今回の任務について Leon E. Panetta国防長官 は「DoD と FBI の緊密な協力があって、成功裏に終わった」としている。特殊部隊を起用した襲撃任務が増える中で、当然にして隊員の命の保証があるわけでも無く、WIRED (電子版) によると、米国では無人機による攻撃をおこなう為に、"Horn of Africa" に 2つの基地を建設中としている。米国の緊縮財源を背景に Leon E. Panetta国防長官は 本日、戦力縮小や兵器削減の具体案を明らかにするが、WIRED (電子版) では、生命の安全と引き換えに戦う特殊部隊の隊員らを後押しする内容となるとしている。
Department of Defense 2012/01/25
CNN News 2012/01/26
Military.com 2012/01/25
Danger Room - WIRED 2012/01/25
Al Jazeera English 2012/01/25
abc news 2012/01/25
Photo: U.S. Navy, Image is for illustration purposes only. Text and photo are not directly related.
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