米陸軍、M153 CROWSの累計生産が1万基突破を発表

CROWSのシステムは、戦闘車両上部にある小さなターレットへマウントさせることができ、車輌内部に居るクルーがコントロールグリップを握り、ビデオモニター越しの遠隔操作によって、安全な環境の中で火器の操作をおこなうことが出来る。
12.7mm の M2機関銃 (400 rds) をはじめ、7.62mm M240B 機関銃 (1,000 rds) や 5.56mm M249 SAW (Squad Automatic Weapon) (1,600 rds)、MK19 Grenade Machine Gun (96 rds) などと組み合わせて、HMMWV (High Mobility, Multi-Purpose, Wheeled Vehicle) などの車両に装備。CROWS には、光学照準器・熱線サイト・レーザー測距儀を備えており、昼夜を問わず運用することができる。

また同資料では、M153 CROWS の潜在的な将来の改善要目に、スナイパー検出能力の装備や、IR/可視ポインター、拡張されたイメージ機能の搭載を掲げている。
そして対応する武器リストには、M2 の代替として軽量で反動が少ない 新型の 12.7mm 機関銃 LW50 (Light Weight .50-caliber) や、Mk.47 擲弾発射器 (ALGL : Advanced Lightweight Grenade Launcher)、7.62mm 機関銃 M134 (a.k.a. GAU-2/A) の改良型、FGM-148 Javelin ジャベリン (地対空ミサイル) といったものも挙がっている。

U.S. Army PEO Soldier Weapons 2011/05
PEO Soldier Live 2011/08/02
Photo1: CROWS Topside with Mounted M2, from PEO Soldier official flickr
Photo2: Kongsberg Protech Systems
Photo3: U.S. Army PEO Soldier Weapons
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