モンハナシャコの捕脚から学ぶ次世代アーマー

Navy Times が報じたところによると、軽量で硬いモンハナシャコの捕脚に目を付けた米空軍の研究部門 AFSOR (Air Force Office of Scientific Research) では、カリフォルニア大学の研究チームに対して 60万ドル (約 4,740万円) の研究開発費用を計上。最前線で活躍する兵士が敵からの攻撃や、IED (Improvised Explosive Device : 簡易爆発物) による爆風から身を防ぐ際の素材として開発を進めたい考えを示し、ヘルメットやハンヴィー、ヘリコプター、ドローン、車載ターレットのシールドなど様々に活用できると見込んでいる。
技術者らにより、現在 エポキシ系接着剤とグラスファイバーにより造られた軽量プロトタイプのデザイン設計を終えたとしている。その評価としては現在普及しているスチールプレートの典型的なモデルと比較して、より軽量且つ防弾性の向上を図ることができているとのこと。将来的にこの特性を活かしてチタンとの置き換えを図るとしている。
Navy Times 2012/06/24
Business Insider 2012/06/26
Photo : Peacock mantis shrimp, from wikimedia commons / Jens Petersen.
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント