ACS (American Chemical Society) で、水生昆虫のアメンボ (water strider) に倣った水面を素早く動き回るだけでなく、水面で連続的に跳躍することをも可能とするロボットの開発レポートが掲載された。研究は、中国 哈爾濱工業大学 (Harbin Institute of Technology : ハルビン工業大学) の "State Key Laboratory of Robotics and System" と、中国国家自然科学基金委員会 (NSFC : National Natural Science Foundation of China) から開発資金が充てられている、という。

多孔質・超撥水性のニッケルフォームを 3本 の補助脚と 2本 の跳躍脚に取り付けることで、アメンボと比べて 1,100倍 の重さを持つロボットが 5.5インチ 以上の跳躍を可能、とのこと。開発されたロボットの技術を活用して水質の監視や、スパイ・偵察任務などでの運用に期待されている。

American Chemical Society 2012/07/25
Photo : American Chemical Society