DARPA、周囲に応じて色を変化させるシリコン製のロボット
Harvard 大学の研究チームは、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) の "M3" (Maximum Mobility and Manipulation) 計画の下で、体色が変化するシリコン製ソフトロボットの稼動実証の映像を公開した。ロボットは周囲の植生に応じて本体内部を満たすマイクロ流体をポンプによって流動させることにより、表面の色変化をおこなう。また温度の変化や点滅も可能としている。公開された実証モデルでは、変化を識別しコントロールするシステムとポンプを、外部に接続することで実現させているが、今後はロボット単体でシステム全体を自己完結できるようにしたい、としている。
DARPA では、シリコン製ロボットが持つ柔らかく、形状の変化に富む特性を活かして、将来の様々な防衛任務のシーンで活用させたい考え。また調達に当たってのコストが低いことへのアドバンテージも挙げており、現在でも 100ドル 程度のコストは、近い将来の実用化時点において、僅か数ドルに抑えることができる、としている。
DARPA 2012/08/16
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