NEWS

第3世代 チルトローター機コンセプト「V-280 Valor」

海外軍事 Comments(0)
第3世代 チルトローター機コンセプト「V-280 Valor」
Bell Helicopter Textron Inc. は、今週 Fort Worth で開催中の AAAA (Army Aviation Association of America) において、米陸軍の将来型回転翼機の調達計画・FVL (Future Vertical Lift) に向けて、信頼性と取得性を実現する目的で実施する JMR (Joint Multi-Role) プログラムの下で進める、第 3 世代 Tiltrotor コンセプト "V-280 Valor" を発表した。2030 年代に Sikorsky 製の中型機 UH-60 Black Hawk のリプレイスとして考えられているもので、多用途且つ攻撃機としての運用を見据え、AH-64 Apache の名もリプレイスとして挙がっている。4,000 機程度が対象。
V-22 Osprey での開発・運用を踏まえ、従来デザイン及び競合他社から浮上している機体に比べて、スピードと行動範囲、生産性の 3 つを主な向上ポイントとして強調している。陸軍の要求した巡航速度を上回る 280 kts を実現。操縦要員とは別に、11人 の兵員を輸送することができる。ミッション範囲は 463 km。コスト低減を実現させる為に、V-22 と比較してティルトローター設計を簡素化させ、部品点数を減らすとのこと。また洋上からのミッションを想定した V-22 とは違い、複雑な翼の折り畳み機構を持たないとのこと。太平洋地域へのシフトを想定することについても言及している。
フルスケールモデルを現在製作中で、今年の 6 月・7 月にもロールアウトが予定され、初飛行は多目的仕様の機体で 2017 年初旬を目指すとの事。

Aviation Week 2013/04/10
Flight Global 2013/04/10
Shephard 2013/04/11
Bell Helicopter V-280 Valor


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop