兵士のパフォーマンスを向上、DARPA 資金援助「Warrior Web」で外骨格ともおさらば?
米ニュース専門放送局 CNBC 系列の技術系ニュースサイト Re/code が、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) 資金援助による Warrior Web 計画の現状を示した。Warrior Web プログラムは、ボディーアーマーへの干渉や兵士の動きを妨げず、兵士の運搬能力を高めるなどパフォーマンスの改善をすると共に、負傷を防ぎ、疲労の軽減を図ることを目的としているウェアラブル計画。この種のソリューションでは、一般的に大掛かりな外骨格 (exoskeleton) を身に着ける必要があるが、戦闘服の下にも着用できるようなアンダースーツの実現、「アンチ・外骨格」を掲げている。バッテリーやワイヤー、コンピューター、モーターなどが埋め込まれた軽量アンダースーツ "SuperFlex" への縫い合わせを手掛けているのは、SRI International (スタンフォード国際研究所) の研究者チーム。パソコンの操作ツールでお馴染みのマウスや、アップル社 iPhone にも搭載されるようになった音声アシスタント機能 Siri などを手掛けた実績を持つ世界屈指の研究機関としても著名。第 1 フェーズのプログラムには、ハーバード大学、スタンフォード大学の研究者らと併せて、最近 IT 大手 Google 社に買収されたばかりの Bostn Dynamics 社の研究者も参加した由。民生用途として、商業化する計画も持ち合わせているとのこと。
Re/code 2014/04/09
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