米海兵隊のハリアーII、前脚が出ない状態で強襲揚陸艦に着艦
2014 年 6 月 7 日、米海兵隊の第 22 海兵遠征部隊隷下の、第 263 中型ティルトローター機飛行隊に所属する AV-8B ハリアー II が、前脚が出ない状態で強襲揚陸艦 USS バターンへの着艦に成功した。The Aviationist が 6 月 26 日付けで報じた。
この AV-8B ハリアー II に搭乗していたウィリアム・マホーニー大尉はこの日、いつも通りミッションのため、USS バターンから発艦した。しかし、直後に前脚の故障に気付き、艦へと取って返し、上空約 610 m で艦上の着陸信号仕官 (LSO) と相談。ハリアー II は高度を下げ、高度約 90 mの 地点で、LSO による観測によって前脚が出ていないことが確認された。
そこで、こうした事態に備えて艦に搭載されている、機種部分のみを支える椅子のような装置が甲板上に設置され、着艦誘導装置と LSO による支援の下、マホーニー大尉は下方向が見えない状態で降下、そして一発で機体の機首を装置の上に載せ、無事に着艦を果たした。
The Aviationist 2014/06/26
Text : 鳥嶋真也 - 002
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