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中国、世界最大の飛行艇を開発 2015 年に初飛行

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中国、世界最大の飛行艇を開発 2015 年に初飛行中国、世界最大の飛行艇を開発 2015 年に初飛行
中国が世界最大の飛行艇を開発し、市場投入を狙っていることが明らかになった。

これは『Aerospace Technology.com』などが伝えたもの。飛行艇は TA600 と呼ばれており、中航通用飛機有限責任公司 (CAIGA : Chinese aircraft manufacturer China Aviation Industry General Aircraft) によって開発されているという。

機体のサイズはボーイング 737 よりも大きく、最大離陸重量は 53.5 t、翼長は 40 m、4 基のターボプロップ・エンジンを装備し、最大航続距離は 5,000 km から 5,500 km にも及ぶという。完成すれば、日本の新明和工業が開発した US-2 よりも大きい飛行艇となる。

開発は 5 年前に始まり、設計を完了し、現在すでに試作が始まっているという。
初飛行は 2015 年の後半に予定され、完成後は消防や救難救助といった用途で使われるという。また市場への投入も目指すとのことだ。

ちなみに、各紙は「世界最大の飛行艇」と報じているが、過去にはより大きなヒューズ H-4 ハーキュリーズという飛行艇が存在した。また、現用機ではロシアのベリエフ A-40 が世界最大だが、量産はされていないため、実用機としてはカウントされていない。

Aerospace Technology 2014/07/28
Popular Science 2014/07/29
China Aviation Industry General Aircraft Co.,Ltd.
Photo : TA-600 Mockup, Andreas Rupprecht via China Defense Forum
Text : 鳥嶋真也 - 003


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