米陸軍、3D プリンターでレーションを生成する技術を研究

研究はマサチューセッツ州にある米陸軍ネイティック研究所において、マサチューセッツ工科大学リンカーン研究所などと共同で行われている。
まず最初は栄養素に富んだお粥の生成や、チョコレート・バーやハンバーガー、ビーフシチューといった、単純な作りの食べ物の生成などが考えられているという。そして最終的には、栄養バランスが取れた食べ物や、また各兵士の好みや体調などに個々に対応できる、多種多様な食べ物を生成したいとのことだ。
この技術が実現すれば、兵士の食べ物に対する不満が解消でき、また包装容器などが不要になるため、物資の軽量化にも役立つという。だが、どのように生成するか、また衛生状態をどう保つか、あるいは生成にかかる時間など、解決しなければならない課題は多い。
実際の生成は 2015 年から 2016 年頃に可能になるだろうとされ。2018 年か 2019 年ごろから、陸軍による試験や実証が行われるだろうとのことだ。
すでに陸軍では、プラスティックやコンクリート、金属を用いた試作品の製造に 3D プリンターを用いたり、また戦場において負傷した人間のための皮膚を生成するために 3D プリンターを使うといった研究が進められている。
Army Technology Magazine 2014/07/01
Army Technology Magazine PDF
Marine Corps Times 2014/08/16
AskMen 2014/08/06
U.S. Army Photo by David Kamm
Text : 鳥嶋真也 - 003
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