汗で発電できるタトゥー・シール型のバイオバッテリー
米化学会 (ACS: American Chemical Society) は 8 月 13 日、タトゥー・シール型のバイオバッテリーに関する研究を Web サイト上で紹介した。
これは最近開催された、同会の第 248 回総会において、米カリフォルニア大学サンディエゴ校のチームが発表したもの。このタトゥー・シールには、汗に含まれる乳酸を測定することができるセンサーが組み込まれており、また同時に電気も生成できるようになっている。これを腕などに貼り付けて運動することによって、バッテリーとして機能するという。
すでに実際に人の体に貼り付けた実験も行われており、今のところ発電能力は 1 平方 cm あたり 70 μW ほどと低いものの、同チームでは今後も改良を重ね、ゆくゆくはスマートフォンなど、小型のデジタル機器を動かせるぐらいにまで発電能力を高めたいとしている。
ACS 2014/08/13
American Chemical Society 2014/08/12
Text : 鳥嶋真也 - 003
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