米陸軍、人口 2,000 万人以上の巨大都市での戦闘を見据える

国連の推計によれば、現在世界の人口は約 72 億人で、そのうち約 36 億人が、いわゆるメガシティと呼ばれる巨大都市で生活をしている。そして 2030 年には、世界人口の 60 % にあたる、約 50 億人がメガシティで生活するようになると推測されている。
『ArmyTimes』の記事によれば、米陸軍のキャパビリティズ・インテグレーション・センター (ARCIC: Army's Capabilities Integration Center) は今年 2 月に、米特殊作戦軍や英国防省と共同で、巨大都市での戦闘に関する調査を開始した。そして 5 月に、「いずれこうしたメガシティで作戦を実施するであろうことは避けられず、しかし現在、米陸軍はそうした都市での戦いに対する準備が不十分である」との報告書をまとめたという。
また米陸軍が毎年開催している、将来の作戦シナリオ研究プログラム「ユニファイド・クエスト」 (Unified Quest) においても、今年、大都市での戦闘のシナリオが採り上げられたという。
ArmyTimes 2014/08/30
About Unified Quest (UQ) / ARCIC
The Megacity: Operational Challenges for Force 2025 and Beyond / ARCIC 2014/05/08
U.S. Army photo: Sgt. 1st Class Mark Bell
Image is for illustration purposes only.
Text : 鳥嶋真也 - FM201409
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