マサチューセッツ工科大学、無音の映像から音を再現できる技術を開発
マサチューセッツ工科大学は 8 月 4 日、映像から音を再現することができる、ビジュアル・マイクロフォンと呼ばれる技術を発表した。
これは同大学と、マイクロソフト社、アドビ社からなる研究チームが開発したもので、音によって物体が揺らぐ、そのわずかな動きを解析し、その音を再現できるというものだ。公開された動画では、観葉植物の葉っぱや、お菓子の袋、飴の包み紙などが実験に使われ、実際に音が再現される様子が収められている。
実験ではまず、高い周波数で映像を撮影できるハイスピードカメラを用いて行われた。また、市販のカメラで撮影した映像からの再現も試みられ、若干不明瞭ではあるものの、聞き取れるぐらいの音声を取り出すことに成功している。
この技術は盗聴に使えるため、諜報活動や犯罪の捜査などに役立つことが期待されている。
Abe Davis's Research 2014/08/04
The Visual Microphone: Passive Recovery of Sound from Video / Massachusetts Institute of Technology
Text : 鳥嶋真也 - FM201409
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