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ロッキード・マーティン社、米政府から JLTV の生産計画の承認を取得

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ロッキード・マーティン社、米政府から JLTV の生産計画の承認を取得ロッキード・マーティン社、米政府から JLTV の生産計画の承認を取得
ロッキード・マーティン社は 9 月 5 日、アーカンソー州にある同社の車両組み立て施設における、JLTV (Joint Light Tactical Vehicle, 統合軽戦術車両) の生産前審査を完了したと発表した。

JLTV は、現在米軍で広く運用されているハンヴィー (HMMWV, Humvee:High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle = 高機動多用途装輪車両) や、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) を代替する目的で開発が進められている新型車両だ。ハンヴィーは湾岸戦争などでは高い性能を示したものの、イラク戦争においては即席爆発装置 (IED) に対する防御力のなさが問題となり、急遽、分厚い装甲を持つ MRAP を導入した。しかし MRAP はあまりにも重すぎるため、世界各地への迅速な展開の足かせとなっている。

そこで、ハンヴィーのような高い機動性と、MRAP のような高い防御力を併せ持った新しい車両として、JLTV と呼ばれる新しい車両の開発計画が始まった。

JTLV ではロッキード・マーティン社の他、AM ゼネラル社とオシュコシュ・ディフェンス社もそれぞれ開発を行っているが、今回の生産前審査の完了により、ロッキード・マーティン社が一歩抜きん出た形となる。

最終的には、2015 年にもこの 3 社の中から実際に JTLV の量産を行う企業が選ばれ、契約が結ばれる予定だ。

またこの 3 社はそれぞれ、性能の評価用として、米軍と米海兵隊に対して、すでに 22 台の JLTV を納入している。

Lockheed Martin 2014/09/05
Infographic: JTLV / Lockheed Martin
Text : 鳥嶋真也 - FM201409


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