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DevGru 向け?サプレッサー納入を巡る米海軍スキャンダルの裁判が今月末に開廷

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DevGru 向け?サプレッサー納入を巡る米海軍スキャンダルの裁判が今月末に開廷
製造コスト僅か 8,000 米ドル (約 85 万円) の自家製サイレンサー 349 個を、軍に 1,600,000 米ドル (約 1 億 7,000 万円) で販売した、米海軍に勤めていた人物と機械工場のオーナーが今月末に法廷に立つ。

海軍情報局内 (Directorate for Plans, Policy, Oversight, and Integration: 計画・方針・監督・統合局) で働いていたバージニア州在住の民間人 Lee Hall (52 歳) 容疑者は、軍に未承認で入札なしの購入契約をおこなった嫌疑と、それに伴う政府のカネを盗んだ罪に問われている。

また、カリフォルニア州在住で機械工場 AME (Advanced Machining and Engineering) 社 のオーナー Mark Landersman (53 歳) 容疑者は、連邦政府のライセンスを得ずに無刻印のサプレッサーを製造・販売した嫌疑が掛けられている。

両者には、非合法の下での銃火器製造と、州際通商 (interstate commerce) における未登録での銃器輸送、およびメールでの不正行為の嫌疑も併せて掛けられている。

また、Landersman 容疑者の兄弟である David W. Landersman は、海軍のインテリジェンス部門で上級職に就いており、件のサプレッサーを発注した人物でもある。裁判所の法廷資料によれば、兄弟間のメールにおいて日曜大工レベルでのサプレッサー製造に関するやり取りが何度かおこなわれていたことが明らかとなっている。

なお、ワシントンポストによれば、裁判資料の中で、サプレッサーは特殊部隊 SEAL Team 6 (a.k.a. DevGru) 向けのものだったとする記述があるも、当のチーム側は代表を通じて連邦捜査官に対して発注した覚えはないと反論していたとされる。

Washington Post 2014/10/12/
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class William S. Parker/Released
Image is for illustration purposes only.


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