米国、イラクへ約 4 万 6,000 発の戦車砲弾を送ることを計画

イラクはイスラム過激組織「イスラム国」との戦争状態にあり、今年 6 月にはイラク第 2 の都市であるモースルが占拠されている。イラクでは近くモースルを奪還する作戦を始めたいとしており、今回送られる弾薬が投入される見込みだ。
イラク軍は現在、約 140 両の M1A1 を運用している。これらはイラク戦争後に米国から供給されたもので、装甲などがダウングレードされている以外は米軍で
使用されている M1A1 と同じだとされる。
モースルの奪還に際して、イラク政府は 4 種類の異なる M1A1 の 120 mm 主砲弾を要求したという。その大部分は HEAT 弾であるとのことだ。HEAT とは
High-Explosive Anti-Tank の略で、対戦車榴弾を意味する。これと対になる種類の弾には徹甲弾があり、これは発射の際の運動エネルギーを使って敵の装甲を
貫くように造られた弾だが、HEAT 弾は弾自体に内蔵された炸薬の爆発エネルギーを利用して敵の装甲を貫くように造られている。
なお現在、イスラム国はイラク軍から奪った戦車や装甲兵員輸送車を運用しているという。
Washington Post 2014/10/20
Photo By: Lance Cpl. Andrew D. Thorburn
Image is for illustration purposes only.
Text : 鳥嶋真也 - FM201410
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