NEWS

フランス軍の制式自動小銃「FAMAS」の設計者が逝去

海外軍事 Comments(0)
フランス軍の制式自動小銃「FAMAS」の設計者が逝去
自動小銃「FAMAS」や1989年まで使用されたFR-F1狙撃銃などを開発したポール・テリエ(Paul Tellié)将軍が95歳で亡くなった。

テリエ将軍は士官学校在学中の1940年に、ドイツのフランス占領から脱出した先の北アフリカで結婚。フランスに戻ってから大学に復学し、30歳で工学士号を取得すると1967年、FAMAS自動小銃開発のリーダーとしてサン・エチエンヌ造兵廠に配属された。

夫人によれば将軍は仕事に対して確固とした信念を持ち、それがために上官と衝突することもあったという。火炎放射器の設計を命令された時は「こんな兵器は残酷過ぎる」と拒否した。退役後は軍人年金で暮らし、FAMAS開発の報奨金はほとんど受け取らなかった。

FAMASは退役が決定し、現在次期制式小銃の要求仕様策定が進んでいる。ドイツ・H&K社のHK416、ベルギー・FN社のSCAR、イタリア・ベレッタ社のARX 160などが注目されていると言われている。

Source: Décès du général Paul Tellié, le "père" du FAMAS - Zone Militaire
R.I.P General Paul Tellié, Father of the FAMAS - The Firearm Blog
Photo: File:French Armed Forces.JPEG - Wikimedia Commons
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201411
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop