中国人民解放軍、空自 F-2 を仮想敵として机上演習を行う様子の映像
中国人民解放軍が、日本の航空自衛隊の F-2 戦闘機を仮想敵として机上演習を行っている様子が、中国中央電視台 (CCTV) の映像や中国網の報道で紹介されている。
映像では、2 人のパイロットのうち 1 人が Su-30 を、もう 1 人が F-2 の模型を持ち、シミュレーションを行っている様子が収められている。
こうした演習自体はどこの国の軍隊でも行われていることであり、また近隣の国が持っていたり、性能などが似通っている兵器を仮想敵と設定してシミュレーションを行うことも、ごく当たり前のことである。ただ、中国軍が自衛隊機を敵として設定して演習している様子が公になるのは初めてか、きわめて稀なこととされ、そこに意味がある。
また、F-15 ではなく F-2 が相手ということは、例えば中国海軍の艦艇を攻撃しにやってきた F-2 を迎撃する、といったようなケースが想定されていると考えられる。ただしもちろん、たまたま手近にあった模型を使っただけで、その種類には意味がない可能性もあるため、断定はできない。
Henri KENHMANN 2014/12/05
Text: 鳥嶋真也 - FM201412
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