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フランス国立科学研究センター、昆虫に着想を得た、慣性センサーを持たない飛行ロボットを開発

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フランス国立科学研究センター (CNRS) は 3 月 10 日、昆虫に着想を得た、慣性センサーを持たない飛行ロボットを開発したと発表した。

現在、ドローンから宇宙ロケットまで、すべての空を飛ぶ乗り物は、加速度計による慣性センサーを搭載しているが、当然自然界の昆虫は持っていない。そこに着想を得て、同センターの研究者らは、加速度計や速度計、高度計を持たない、飛行ロボットを開発したという。
このロボットは「BeeRotor」という名前で、質量は 80 g、長さは 47 cm ほど。
昆虫で言う目に当たる部分に 24 個のフォトダイオードを持ち、オプティカル・フロー (optical flow) 技術を使い、視覚の流れを3つのフィードバック・ループで処理し、高度や速度などを制御するという。また実際に行われた飛行実験では、トンネル内にある障害や動く壁を自動で避けることができたとされる。

同センターでは、宇宙開発など、ロボットの軽さが特に求められる分野や製品への応用を見込んでいるという。
CNRS 2015/02/26
Text: 鳥嶋真也 - FM201503

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