カリフォルニア大学アーバイン校、イカの擬態に着想を得た「不可視ステッカー」を開発
アメリカ化学会 (American Chemical Society) は 3 月 23 日、カリフォルニア大学アーバイン校 (UCI) の研究者らによって開発された、イカ (squid) の擬態に着想を得た「不可視ステッカー」 (invisibility stickers) の紹介動画を公開した。
これはアメリカ化学会の第 249 回ナショナル・ミーティングで発表されたものである。
これはアメリカ化学会の第 249 回ナショナル・ミーティングで発表されたものである。
イカは高い擬態能力を持っており、その背景とほとんど同化することで、敵から見え難くしている。同大学の科学者らは、このプロセスにおけるキーであるタンパク質のレイヤーと血小板を含む特殊な細胞を参考に、まさにイカの擬態のように、敵の目や赤外線カメラから見えなくするステッカーを開発することができたという。効果は 1 日間持続するという。
現在のところ、まだ実際に使える用意はできていないとされるが、研究者によれば、いずれは使い捨てのステッカーにし、兵士はそのステッカーをロールを持ち歩き、必要なときに使い、効果が切れたら剥がして捨てられるようなものにしたいとしている。また現在は近赤外線のみにしか対応できないが、中・遠赤外線の波長にも対応できるようにしたいという。
ACS 2015/03/23
Text: 鳥嶋真也 - FM201504
参考:
⇒NVG対策ステルス迷彩、「イカ」の体色変化に倣うフィルムが開発
現在のところ、まだ実際に使える用意はできていないとされるが、研究者によれば、いずれは使い捨てのステッカーにし、兵士はそのステッカーをロールを持ち歩き、必要なときに使い、効果が切れたら剥がして捨てられるようなものにしたいとしている。また現在は近赤外線のみにしか対応できないが、中・遠赤外線の波長にも対応できるようにしたいという。
ACS 2015/03/23
Text: 鳥嶋真也 - FM201504
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