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負荷分散システムを搭載したバックパック「FOR105 Tac Pack w/ DWD」

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アメリカのタクティカルバックメーカー:Force Protector Gear 社が、バックパックの重量を腰部に分散させるシステム「 DWD system:Dynamic Weight Distribution system 」を導入したバックパックセット『 FOR105 Tac Pack W / DWD system 』をリリースした。
イスラエルのバックパックメーカー:Source 社のエンジニア( Force Protector Gear 出身)によって開発された「 DWD system 」は、バックパックの重量を“背骨型のディバイス”を介して、パッドベルトに分散させるシステムである。バックパック背面部とパッドベルト後部のPALS/MOLLEに、ディバイスを繋ぎ合わせることでシステムは完成する。

ディバイスの要となる“脊髄フレームバー”は、上体の屈曲やネジレを考慮してデザインされており、リモート制御装置によって任意の高さ調整が可能であり、長さが異なる2種類のフレームバーが用意されている。

また、このシステムはバックパックの他に、PALS/MOLLE 対応のボディアーマーへの転用も可能である。

DWD system 対応バックパック「 FOR105 Tac Pack 」スペック
・サイズ:86cm L x 35cm W x 38cm D
・重さ:3.3kg
・容量:117リッター
・カラー:コヨーテ、ACU、ABU、マルチカム、ブラック

2014 年 11月に発行された米陸軍遠征戦士実験 (AEWE: Army Expeditionary Warrior Experiments) のレポートにも、DWD システム に関する記述が確認できる。

それによれば、DWD システムはヒップベルト、背骨となるバー、コントロールユニットから構成されており、兵士がおこなう様々な動作の中でその動きを妨げることが無いとしている。また掲載図からも、プレートキャリアなど既存の個人装備との連携が容易であることも利点に挙げられる。
Text: 弓削島一樹 - FM201505

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