NEWS

FNSS ディフェンス・システムズ社の「Pars 4x4」装輪装甲車

海外軍事 Comments(0)
IHS エアロスペース・ディフェンス&セキュリティ (IHS Aerospace Defence & Security) は 5 月 11 日、FNSS ディフェンス・システムズ (FNSS Defence Systems) 社の、4輪駆動の装輪装甲車「パーズ 4x4」 (Pars 4x4) を紹介する動画を、YouTube で公開した。

また、UPI 通信社などのメディアも大きく報じているほか、その後、FNSS ディフェンス・システムズ社のウェブサイトにも製品ページが追加されている。

関連記事:
トルコのFNSS社、MILDESIGN2015の勝者を発表
パーズは FNSS 社が開発、製造している装輪装甲車で、現在までに 8 輪駆動の「パーズ 8x8」と、6 輪駆動の「パーズ 6x6」が造られており、今回 4 輪駆動のパーズ 4x4 が新たにラインアップに加わることになった。

パーズ 4x4 は、トルコのイスタンブールで先ごろ開催された国際武器ショウ「IDEF 2015」 (International Defense Industry Fair 2015) で初公開されたもので、コマンダー、ドライバーを含む 5 人乗りで、主に偵察任務に使うことが想定されているという。

車体上部には、.50 口径の機関銃が搭載されており、車内からリモート・コントロールすることが可能となっている。また対戦車誘導ミサイルなど、ミッションに応じて搭載する兵器を変えることもできる。またパーズ 8x8 や 6x6 と同じく、車体後部にはウォーター・ジェット推進機構を持ち、水上を走行することも可能だという。車体は即席爆発装置 (IED) などの攻撃に耐えることができる。
また CH-47 チヌークなどで輸送することが可能だという。

車輪はそれぞれ独立したサスペンション・システムやディスク・ブレーキを持ち、ABS も装備している。最大 50 cm の障害物を乗り越えることができ、また最大 70 % の坂を登板でき、40 % の斜面では停止することも可能とされる。

舗装路での最大時速は 120 km、走行距離は 700 km で、また舗装路走行用に 2 輪駆動に切り替えることもできるという。

Text: 鳥嶋真也 - FM201505

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop