ポーランド防衛展示会「MSPO 2015」で、国産アサルトライフル「MSBS」全ファミリーが初展示
ポーランドの防衛展示会で、陸軍向けに開発が進められているアサルトライフルの全ファミリーが初展示された。Miło nam poinformować, że Fabryka Broni otrzymała na tegorocznych targach MSPO nagrodę Defender za karabinek standardowy...
Posted by Fabryka Broni "Łucznik" Radom on 2015年9月4日
首都・ワルシャワから 180 キロメートルほど南下したところにあるキエルツェで 9 月 1 日から 4 日の会期で開催された防衛展示会、「MSPO 2015」の席で展示された「MSBS (Modular Small Arms System) 」は、国営軍需企業・PGZ (Polska Grupa Zbrojeniowa S.A.) 傘下、ラドム (Radom) のウゥチニク兵器廠 (Fabryka Broni Lucznik - Radom) により開発中のアサルトライフル。
ウゥチニク兵器廠と協力し、ワルシャワにある軍事技術大学「WAT (Wojskowa Akademia Techniczna) 」により 2007 年から開発がおこなわれている。(WAT は日本の防衛大学校に相当する大学校だが、一般学生が 9 割を占めている)
MSBS は将来の陸軍標準ライフルとしての採用を目指す口径 5.56mm に対応したアサルトライフルで、11 種のバリエーションで展開。クラッシクスタイルのもの (MSBS-5.56K) と、グリップとトリガーより後方に弾倉や機関部が位置する「ブルパップ」スタイルを採用したもの (MSBS-5.56B) と二つに大別することができる。The Polish Company Radom manufacturer of firearms which is now a subdivision of PGZ (Polska Grupa Zbrojeniowa - Polish...
Posted by Army Recognition World Defense News on 2015年9月3日
関連記事:
MSBS Assault Rifle / Fabryka Broni
⇒ポーランド新型アサルト・ライフル MSBS のプロモーション動画
共通のアッパーレシーバーの基、フォールディング (折り畳み) 式またはテレスコピック (伸縮) 式ストックを採用したクラッシクスタイルとするか、またはブルパップスタイルとするか選択ができる。取り換えは容易で、排莢機構についても射手の利き腕に応じて右から左へと1つのパーツを取り換えることで可能としている。なお、クラッシクとブルパップとでは、構成するパーツの 80% が互換性の利くものとなっている。
こうしたモジュール構成によって、クラッシクまたはブルパップへのコンバージョンが容易であるに加え、アサルトライフルにグレネードランチャーを装着させることや、バレルレングスを短くしカービンとして利用すること、逆にロングバレルを使ったマークスマンライフルとしての利用、または軽支援火器としての活用など、幅広いバリエーション展開を図ることができるようになる。
IHS Jane's 360 2015/09/02
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