米海兵隊「SPMAGTF-CR-AF」プロモーション映像
米海兵隊 欧州・アフリカ (MarForEur/Af) が「SPMAGTF-CR-AF」のプロモーション映像を公開した。SPMAGTF-CR-AF とは、「Special Purpose Marine Air-Ground Task Force for Crisis Response Africa」の各頭文字に由来するもので、アフリカ地域における「危機対応特殊目的海空地任務部隊」を意味する。
MAGTF とは「任務を行う上での海兵隊の基本的な組織」を意味し、固有の指揮、地上、航空、兵站の構成要素を持つ「バランスの取れた諸兵科連合戦力パッケージ」とされる。米海兵隊では対応するべき事態の規模・特性に応じて、海兵遠征軍 (MEF)、海兵遠征旅団 (MEB)、海兵遠征部隊 (MEU)、特別任務 MAGTF (SPMAGTF) などがあり、作戦を行う場合にはいずれかの MAGTFの形態をとることとされる。
関連記事:SPMAGTF-CR は、2012 年に起きた在リビア・ベンガジ米国領事館襲撃事件の教訓を活かす為に編成。
⇒「ベンガジ(リビア)米公館襲撃事件」を題材としたマイケル・ベイ監督の注目作品が 1/15 に全米公開
米アフリカ軍指揮の下、ノースカロライナ州キャンプ・ルジューンの第 2 海兵遠征軍 (II MEF: Marine Expeditionary Force) の麾下にある各種の部隊から派出した 800 名程の戦力で構成されるローテーション混成部隊。その有機的な装備としては、MV-22B オスプレイ × 12 機、KC-130J ハーキュリーズ × 4 機、UC-35 × 1 機などとなっている。
大使館などの施設警備や、政府関係者、非戦闘員の救出など在外米国人の保護を目的に様々な特別訓練を受けている。また、併せて安全保障環境の強化を目的に、アフリカ地域におけるパートナー諸国との軍事訓練の共有を図っている。
Marine Forces Europe and Africa 2015/11/11
在日米軍及び海兵隊の意義・役割について / 防衛省 2010/02
米国オバマ第 2 期政権の挑戦と課題 / NIDS 2013/9
Special Purpose Marine Air Ground Task Force-Crisis Response-Africa / DVIDS
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント