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コロンビア初の 100% 国産ピストル「コルドヴァ (Cordova) 」

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コロンビア初の 100% 国産ピストル「コルドヴァ (Cordova) 」
南米・コロンビアで初めてとなる、100% 国産のピストル「コルドヴァ (Cordova) 」が、同国防省主催の防衛展示会「エキスポディフェンサ (Expodefensa) 2015」(会期:11 月 30 日~ 12 月 2 日) で展示された。

「インドゥミル (Indumil) 国営兵器廠」が展示したコルドヴァは、全体の 80% をポリマー製とした、装弾数 15 発の 9mm ピストルで、レール対応により拡張性が高められ、射手の利き腕を問わない完全アンビ仕様となっている。

首都ボゴタの武器・弾薬工場「ホセ・マリア・コルドヴァ将軍 (General José María Córdova) 」で製造されており、3 年に渡る歳月と 20 億コロンビア・ペソ (=約 7,800 万円) の調査予算が投じられている。

同工場は、イスラエルとの戦略的提携の下でガリル (Galil) ライフルやジェリコ (Jericho) ピストルといった製品のライセンス生産を手掛けている。その為、パテントの絡みから複雑な問題を抱える中で開発されている。
なお、ピストルや工場の名前にもなっているコルドヴァ将軍は、スペインからの独立を目指したラテンアメリカ戦争 (Latin American War of independence from Spain) の当時に、陸軍を率いた将軍で「アヤクーチョ (Ayacucho) の英雄」と呼ばれる人物。

コルドヴァ・ピストルは、同兵器廠における戦略的製品の中でも「旗艦商品」に成長させたいことから、同国を代表する軍の英雄に因んだ名が冠せられている。

Mindefensa Colombia official Twitter 2015/11/30
Indumil (Industria Militar Colombiana) / Kienyke.com 2014/03/10 (original)

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