自由シリア軍 (FSA) 「戦車ハンター」による対戦車ミサイルを使った T-90 戦車への攻撃映像
戦時映像の投稿コミュニティに、シリアでおこなわれた「戦車狩り」映像が投稿された。
映像は、シリアの反政府武装組織、自由シリア軍 (FSA: Free Syrian Army) の「戦車ハンター」が対戦車ミサイルを使って政府軍の戦車を攻撃したとされるもの。カメラの望遠レンズが、ロシア製第三世代主力戦車「T-90」と思われる戦車の姿を捉えている。
FSA の戦車ハンターが撃ち放った TOW (Tube-launched, Optically-tracked, Wireless-guided) ミサイルが、赤い噴射炎と共に戦車の砲塔前面をクリーンヒット。ハッチを開けて車体から逃げ出す兵士の姿がはっきりと確認できる。
シリアは、2011 年 3 月に起きた大規模な反政府デモに端を発し、政府軍からの離反者を指導者とする自由シリア軍を主軸に反体制派との間で、事実上の「内戦」状態となった。その後、ダーイッシュ (ISIL) による勢力拡大、ヌスラ戦線とクルド人勢力の間での衝突など、幾つかの武装組織が次々と介入し、包括的な「騒乱」による激しい戦禍の中で混迷を極めている。
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