NEWS

NSWCクレーン研究所が接近戦用新オプティクス採用コンペを予告

海外軍事 Comments(0)
NSWCクレーン研究所が接近戦用新オプティクス採用コンペを予告
Photo by Jason Johnston
This photo is for illustration purposes only.
米海軍海上戦センター(NSWC)クレーン研究所が先日、接近戦用の光学照準器の採用コンペを2017年秋に行うと予告(Presolicitication)を行った。NSWCクレーン研究所は、USSOCOMの使用する装備の開発・評価を行っており、この照準器も特殊部隊向けのものと思われる。
現在公開されている要項には「近接戦闘用サイト(Close Quarter Sight)と取り外し式マグニファイア(Clip-on Magnifier)」という説明以外に詳しい要求スペックは公開されていない。

しかし先月行われたNDIA(国防産業協会)のミーティングで、陸軍特殊部隊のVASWA (Visual Augmentation System-Weapons Accessories:視覚支援システム - 火器アクセサリ……光学照準器類を指す)のロードマップが公開されており、おそらくこれに準じた要求になると思われる。
NSWCクレーン研究所が接近戦用新オプティクス採用コンペを予告
2015年、EOTechホロサイトの不具合が発覚した後、USASOCの第75レンジャー連隊が市販品の中から代替品のテストに当たっており、Aimpoint T2、Leupold LCO、Trijicon MRO等が候補であったとされている。

米特殊作戦軍、EOTech ホロサイトの後継オプティクスを選定か。5 候補が掲載に - ミリブロNews

この内、隊員から最も高い評価を得たのはLCOであったが、第2フェーズで耐久性に問題があることが判明、Aimpoint T-2が過渡的な処置として採用されることとなった。一方で第1特殊作戦コマンド(≒グリーンベレー)は陸軍制式のM68を選択した。制式装備を使用することで予算を節約したという。正式な後継装備が何になるのか気になるところだ。

なおその他装備のロードマップでは秘匿しやすいハンドガンとして、グロック19に光学照準器を載せたものの導入をすすめるとしている。こちらも気になる装備である。
NSWCクレーン研究所が接近戦用新オプティクス採用コンペを予告

Source: CLOSE QUARTER SIGHT (CQS) & CLIP-ON MAGNIFIER (CM) - Federal Business Opportunities: Opportunities

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201706
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop