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テロ事案への対処の為、特殊部隊「GSG-9」などを調整する11番目の新たな警察部局がドイツに誕生

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テロ事案への対処の為、特殊部隊「GSG-9」などを調整する11番目の新たな警察部局がドイツに誕生
8日、ドイツの首都ベルリンで、トーマス・デメジエール(Thomas De Maiziere)内相とディエター・ロマン(Dieter Romann)連邦警察司令部長官らが列席する中、新たな警察部局の開設式典がおこなわれた。

同国報道写真通信社のEPA(European Pressphoto Agency)には、当日会場に呼び寄せられた対テロ特殊部隊員の全身ショットが複数枚紹介されている。法執行機関の実動部隊らしくグレー系単色にまとめられたユニフォーム&先進の装備類ならびに、バイザー対応のワイヤーストックを装着させた火器携行…と、その任務ゆえの特徴が垣間見れるものとなっている。

Opening of the federal police department 11 in Berlin photo preview
連邦全土で11番目(Federal Police Department 11)となるこの警察部局は、ドイツを含め欧州全土に広がるテロ攻撃の脅威に対抗する動きとして生まれたもので、当初は60名のスタッフながらも、最終的には270名規模に増員する計画にある。「GSG 9」のような対テロ特殊部隊をはじめ、航空機動部隊、爆発物処理班など複数の実動に当たる部隊のミッション・コーディネーションを担当する。

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デメジエール内相は式典の中で、「ドイツと欧州の安全保障状況は変わった」「イスラム教過激派のテロ攻撃によって、新たな脅威が生まれ、更に複雑な任務を要している」と述べ、一方のロマン長官は、「連邦警察の対テロ特殊作戦能力を1つ屋根の下で結束し、連邦政府と各州に分散する警察その他部隊との協力をより適切に調整することが狙いだ」としている。

また、国内報道によると、今回の部局新設に関わる組織変動は確立されたものではなく、現在もまだ模索しており、将来的にはより専門化されたユニットを統合化することも視野に入れて検討していることが報じられている。

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