英陸軍特殊部隊SASがシリア北部に潜むダーイシュ(IS)幹部を狙った襲撃作戦に初めて「ウィングスーツ」を投入か
英陸軍特殊部隊SAS(Special Air Service)の精鋭隊員が、シリア北部で水面下に進められていたダーイシュ(Daesh, IS, Islamic State, ISIL, ISIS)幹部を狙った襲撃作戦において、新装備となる「ウィングスーツ」を投入していたことが明かされている。
U.S. Air Force photo by Senior Airman Matthew Bruch
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英タブロイド紙のデイリースター・サンディによると、ウィングスーツを使った襲撃作戦には総勢24名のSAS隊員が参加していた模様で、闇夜の中で夜間暗視装置を着用した彼らは、建屋への襲撃とその後におこなわれた(要請した)空爆によって、少なくとも12名のテロリストを排除したことが伝えられている。
SASによるウィングスーツの実戦投入については、昨年5月の時点でも既報の通り、最大30マイル(=約48キロメートル)離れたポイントから降下し、人知れず滑空して地上200フィート(=約60メートル)もの低高度でパラシュートを開傘。着地後僅か9秒以内に攻撃開始ができるとあって、その効果に期待が寄せられていた。
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今回の作戦実行までにSASは、フランスのアルプス山脈で数ヶ月に渡る訓練が重ねられていたようで、当日は高高度を飛行する輸送機から、統合作戦を遂行している米軍特殊部隊と共に、20マイル(=約32キロメートル)ほど離れた地点から飛び立ったことが伝えられている。その後、地上に降り立ったSAS隊員は、ダーイシュ幹部の潜む建屋目掛けて急襲を掛けたという。
U.S. Air Force photo by Staff Sgt.Chris Griffin
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