米軍が開発中の「プラスチック薬きょうテレスコープ弾」と試作機関銃が展示
以前、ミリブロNewsでも紹介した米軍が開発中の「プラスチック薬きょうテレスコープ弾」について、先日行われた陸軍主催の展示会AUSA 2017で薬莢とこれを使用する試作機関銃が展示された。
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プラスチック薬きょうは7.62mm口径の場合、重量で34%、体積で18%の削減が可能である。また火薬が隙間なく詰まることで燃焼のばらつきが少なく、弾道の精度が上がるという。
とはいえ、実用化にはまだまだ課題が残る。最も難しいのは様々な気温において一定した性能を確保することであるという。火薬の爆発の瞬間の圧力変化はもちろん、気候・天候による極端な温度変化の際も、性能が変わらないことが軍用の弾薬としては重要である。
また、弾薬そのもののデザインが既存のものとはまったく違うため、これを使用する銃などシステム全体の開発が必要であることも時間がかかる要因となるようだ。
コンピューター上のシミュレーションを活用して各パーツの設計を行い、強度を確保しながら小型軽量化が進められているが、給弾機構の設計が困難であるという。このため仮に歩兵用小銃とするならば弾倉式が好ましいが、まずはベルト式給弾の軽機関銃の開発が先行するようだ。
金属3Dプリンティング技術で試作された軽機関銃。表面に独特の出力痕が見える。
Source: Cased Telescoped 5.56mm and 7.62mm Machine Guns from Textron, on Display at [AUSA 2017] - The Firearm BlogThe Firearm Blog
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201712
また、弾薬そのもののデザインが既存のものとはまったく違うため、これを使用する銃などシステム全体の開発が必要であることも時間がかかる要因となるようだ。
コンピューター上のシミュレーションを活用して各パーツの設計を行い、強度を確保しながら小型軽量化が進められているが、給弾機構の設計が困難であるという。このため仮に歩兵用小銃とするならば弾倉式が好ましいが、まずはベルト式給弾の軽機関銃の開発が先行するようだ。
金属3Dプリンティング技術で試作された軽機関銃。表面に独特の出力痕が見える。
Source: Cased Telescoped 5.56mm and 7.62mm Machine Guns from Textron, on Display at [AUSA 2017] - The Firearm BlogThe Firearm Blog
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201712
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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