Photo: ELCAN Specter DR 1-4x / Raytheon ELCAN Optical Technologies

軍需大手レイセオン (Raytheon) は 14 日、同社傘下の光学機器部門であるエルカン・オプティカル・テクノロジーズ (Raytheon ELCAN Optical Technologies) の製品がオーストラリア国防省により選定されたことを発表した。

契約対象製品は「エルカン・スペクター (ELCAN Specter) DR (Dual Role) 1-4x」となり、Land 125 フェーズ 3C 計画における新型の「EF88 (Enhanced F88) 」自動小銃で使われる 1.5x マグニファイド・サイトからのリプレイスを図る。

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自由競争方式で行われたコンペを勝ち抜いたもので、5,400 万ドル (＝約 56 億 6,000 万円) の案件となっており、今年後半にもデリバリーが開始される見込み。

メディアでの露出も高いエルカン・スペクター DR は、コンバット・サイトとして唯一、CQB から精密射撃レンジに使用できるスイッチ切り替え式の光学照準器。「デュアル・ロール」の略字が示す通り「等倍」と「4 倍率」の機能を併せ持っており、本体下部に用意されたセレクターレバーをシフトさせるだけで、瞬時に倍率を切り替えることができる。その為、オペレーターの視野が阻害されることを最小限に抑えることができる。