ブラックウォーター創設者エリク・プリンス氏が中国企業支援の為、雲南省と新疆ウィグル自治区に新拠点の開設を計画
「我がフロンティア・サービス・グループ(FSG: Frontier Services Group)は、中国の一帯一路構想の支援を目的に、同国内の2箇所に新たな拠点を建設する」。中国タブロイド紙・環球時報のインタビューにそう答えたのは、同社執行会長のエリク・プリンス(Erik Prince)氏だ。
Photo from Frontier Services Group
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そう、プリンス氏と言えば、元米海軍特殊部隊SEAL隊員であり、かの有名な民間軍事会社(PMC: Private Military Company)「ブラックウォーター(Blackwater)」社の創業者。
FSG社とプリンス氏、そして中国との関係については、過去のミリブロNewsでも既報となっているので、興味のある方はそちらをご覧頂きたい。
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ここでキーワードとなっている「一帯一路(One Belt and One Road)」とは、「新シルクロード構想」とも呼ばれるもので、2013年に習近平国家主席が中央アジア歴訪時に提起した「シルクロード経済帯」に端を発したもの。域内インフラの連結性向上、国際金融機関設立による資金手当て、人民元圏の形成を図ることで、沿線に広がる約65ヶ国を対象として、中国主導の経済圏を構築することが狙いとされる。
プリンス氏はまた、「中国雲南省で建造予定の新施設により、我が社は南西回廊内の企業に対して、より良いサービスを提供できるようになる」「新疆ウイグル自治区に研修施設を開設して北西回廊のビジネスに貢献するだろう」と、具体的なプランを明らかにしている。
同社広報担当者によると、雲南省の新施設は年内にも営業開始をおこなう一方で、新疆ウィグル地区については、2018年度の開業を目指しているとのこと。
また環球時報によると、FSG社のサービスはブラックウォーター社と違って、非武装のセキュリティー提供企業であり、単にその創業者であるプリンス氏が関わっているという点で共通項があるだけだ、としている。
FSG社とプリンス氏、そして中国との関係については、過去のミリブロNewsでも既報となっているので、興味のある方はそちらをご覧頂きたい。
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環球時報のインタビューの中でプリンス氏は、「2016年末に、我が社は地政学的な焦点を、アフリカから、カザフスタン、ウズベキスタン、パキスタン、アフガニスタンを含めた北西エリアおよび、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアを含む南西エリアといった、一帯一路の回廊地帯に拡大した」と語っている。
Screen shot from Frontier Services Group
ここでキーワードとなっている「一帯一路(One Belt and One Road)」とは、「新シルクロード構想」とも呼ばれるもので、2013年に習近平国家主席が中央アジア歴訪時に提起した「シルクロード経済帯」に端を発したもの。域内インフラの連結性向上、国際金融機関設立による資金手当て、人民元圏の形成を図ることで、沿線に広がる約65ヶ国を対象として、中国主導の経済圏を構築することが狙いとされる。
プリンス氏はまた、「中国雲南省で建造予定の新施設により、我が社は南西回廊内の企業に対して、より良いサービスを提供できるようになる」「新疆ウイグル自治区に研修施設を開設して北西回廊のビジネスに貢献するだろう」と、具体的なプランを明らかにしている。
同社広報担当者によると、雲南省の新施設は年内にも営業開始をおこなう一方で、新疆ウィグル地区については、2018年度の開業を目指しているとのこと。
また環球時報によると、FSG社のサービスはブラックウォーター社と違って、非武装のセキュリティー提供企業であり、単にその創業者であるプリンス氏が関わっているという点で共通項があるだけだ、としている。
タグ :ブラックウォーターBlackwaterFrontier Services GroupFSGエリク・プリンスErik Prince中国一帯一路One Belt and One Road新疆ウィグル自治区
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