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ドイツ連邦軍の新型戦闘ブーツの支給に大幅な遅れ

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ドイツ連邦軍の新型戦闘ブーツの支給に大幅な遅れ
Foto: Bundeswehr/ J.Röllig
This photo is for illustrative purposes only.
ドイツ連邦軍(Bundeswehr)が計画する新型戦闘ブーツの支給において大幅な遅れを生じており、議会で槍玉に上げられる事態に陥っている。

軍は2016年より、これまでの「通年(オールシーズン)ブーツ」に代わって、『重戦闘ブーツ(heavy combat)』と『軽戦闘(light combat)ブーツ』の2種類の新型ブーツの供給を計画してきた。
当初は2020年末に完了させる予定だったが、高級日刊紙の「ターゲスシュピーゲル」によると、「生産能力に限界がある」として国防省は「2022年中頃にずれ込む」「全体に行き渡るには8年掛かりになる」と見込んでいる。

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議会の調査報告によると、18万3,000名の兵士の内16万名ほどが重戦闘ブーツの第1陣を受領しているが、軽戦闘ブーツにおいては、僅かに31,000名分が支給されたに過ぎないという。また新旧計3種類をセットで持つ者は、現在のところ「ごく僅か(only a few)」に過ぎないとしている。

歩兵の基本は足元から―
ブーツのような基本装備の提供に支障を来すことは、供給体制の脆弱さを晒すだけでなく、NATOメンバーとして戦闘準備に疑問符が付きかねない事態になるとして、国内メディアの中には警鐘を鳴らすものも出ている。
また野党議員は「新型のブーツを履かせるだけで、8年も掛かるのは極めてグロテスク(異様で気味が悪い)だ」と非難の声を強めている。

Source: Soldaten müssen bis zu anderthalb Jahre auf neue Stiefel warten

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