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米陸軍に納品されたカプコ社の『M320』グレネードランチャーは欠陥品。100万ドルの支払い命令

海外軍事 Comments(4)
米陸軍に納品されたカプコ社の『M320』グレネードランチャーは欠陥品。100万ドルの支払い命令
Photo by Jason Johnston
This photo is for illustrative purposes only.
米陸軍納入の『M320』グレネードランチャーに、本来の基準を下回る部材を使われていたことが発覚。司法省は、製造を手掛けた『カプコ社(Capco LLC)』と陸軍の間で、和解金100万ドル(約1億_900万円)超の支払い合意に達したことを発表した。

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カプコ社は2016年7月から2018年3月に掛けて、陸軍にM320グレネードランチャーを納入。高品質スチール素材を使わず、より安価なもので代用していた。具体的なパーツとしては、バレル部分と撃針(ファイアリングピン)の2点が挙げられている。いずれも仕様要求を下回る耐久性であった。

地元紙デンバーポストによると、カプコ社の品質管理部門のエンジニア1名が、欠陥製品を納品していることに気付き、上層部に報告したものの無視され、その後5ヶ月経って「解雇」が突き付けられたという。

裁判の中でこのエンジニアに対する解雇は「報復」措置に当たることが認められ、和解金100万ドルの内、約23.5万ドルがエンジニアに対して支払われる。

Source: Grand Junction weapons manufacturer to pay $1 million for selling defective grenade launchers to U.S. Army

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この記事へのコメント
エンジニアも災難だったろう。品質部門がまともに報告したらクビって。
Posted by 民間人A | at 2019年12月18日 00:45
マジレスすると製造してるのはH&KではなくCapcoと言うアメリカの会社
Posted by 。 | at 2019年12月14日 05:12
飛翔する前に爆発か
Posted by F4 | at 2019年12月06日 12:34
マジかよドイツ製最低だなH&Kのファンやめます
Posted by 野良猫武器調達官 | at 2019年12月05日 07:26
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