元 ST6 隊員ロバート・オニール氏の回顧録「THE OPERATOR」が 4/25 に発売
9.11 米同時多発テロ事件の首謀者であるオサマ・ビン・ラディン (Osama bin Laden) 容疑者に対して「最後の一発を見舞った」と語る、米海軍特殊部隊 ST6 (SEAL Team 6, a.k.a. "DevGru" ) の元隊員、ロバート・オニール (Robert O’Neill) 氏の回顧録が近く発売されることが分かった。
Image: Scribner via AP
米出版社スクリブナーズ (Scribner's) が AP 通信に対して明らかにしたもので、書籍のタイトルは「ジ・オペレーター (THE OPERATOR) - Firing the shots that killed Osama bin Laden. And my years as a SEAL Team Warrior -」となり、4 月 25 日に発売される。
スクリブナーズによると収録内容には、2011 年にパキスタンのアボッタバードで決行された「ネプチューンスピア作戦 (Operation Neptune Spear, 海神の槍作戦) 」での襲撃を含め、オニール氏が積み重ねて来た 400 以上の任務の中から幾つかを抜粋し、そのキャリアを「鮮明に詳述するものになる」とのこと。
新刊発表の中でオニール氏は「国の為に世界中の戦地で戦った人間の側面を見せたかった」と語っている。
ビン・ラディン急襲作戦の真相に迫った書籍は、同じく作戦に参加していた ST6 隊員、ペンネーム「マーク・オーウェン (Mark Owen) 」こと、マシュー・ビソネット (Matthew Bissonnette) 氏による回顧本「ノー・イージー・デイ (No Easy Day) 」が 2012 年に出版されている。ベストセラーとなったこの書籍は、その後、日本でも 2014 年 11 月に「アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで」のタイトルで出版されている。
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ビソネット氏は著書の中で、作戦の全容に迫るもビン・ラディン容疑者へ最後の一発を見舞った人物を特定するに至っていない。一方でオニール氏は、「最後の一発を見舞った "The Shooter" なる人物こそ、当時レッドチームで作戦に参加していた自分だ」と主張し、メディアでも大きく取り上げられている。
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そこに参加することとなったオニール氏らのチームは、これから待ち受ける困難なミッションを前に、決して生還することは無いものだと考え、残される家族に対して手紙を書いたと言う。自らのチームを「殉職部隊 (Martyrs’ Brigade) 」と呼んでいたことからもそのことが窺い知れる。
400 回以上にも及ぶ軍の作戦に参加したオニール氏は、2 度の銀星章 (Silver Star) をはじめ、青銅星章 (Bronze Star) を 4 度、統合参謀本部勲功章 (Joint Service Commendation Medal)、殊勲部隊章 (PUC: Presidential Unit Citation) の他、2 度の海軍・海兵隊賞賛章 (Navy/Marine Corps Commendations) など 52 の勲章を受勲。その後 2012 年に、精鋭隊員としての華々しいキャリアに終止符を打ち、軍を後にしている。
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スクリブナーズによると収録内容には、2011 年にパキスタンのアボッタバードで決行された「ネプチューンスピア作戦 (Operation Neptune Spear, 海神の槍作戦) 」での襲撃を含め、オニール氏が積み重ねて来た 400 以上の任務の中から幾つかを抜粋し、そのキャリアを「鮮明に詳述するものになる」とのこと。
新刊発表の中でオニール氏は「国の為に世界中の戦地で戦った人間の側面を見せたかった」と語っている。
ビン・ラディン急襲作戦の真相に迫った書籍は、同じく作戦に参加していた ST6 隊員、ペンネーム「マーク・オーウェン (Mark Owen) 」こと、マシュー・ビソネット (Matthew Bissonnette) 氏による回顧本「ノー・イージー・デイ (No Easy Day) 」が 2012 年に出版されている。ベストセラーとなったこの書籍は、その後、日本でも 2014 年 11 月に「アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで」のタイトルで出版されている。
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ビソネット氏は著書の中で、作戦の全容に迫るもビン・ラディン容疑者へ最後の一発を見舞った人物を特定するに至っていない。一方でオニール氏は、「最後の一発を見舞った "The Shooter" なる人物こそ、当時レッドチームで作戦に参加していた自分だ」と主張し、メディアでも大きく取り上げられている。
オニール氏らのチームは当初、軍上層部よりこれから取り組むミッションについて明確なターゲットを通知されずにいたと言う。その為、彼らは「アラブの春 (Arab Spring) 」で揺れていた最中ということもあって、北アフリカのリビアに向かい、カダフィ大佐 (Muammar Gaddafi) の捕縛に行くものと考えていた。
Photo from Robert O’Neill's official Instagram
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そこに参加することとなったオニール氏らのチームは、これから待ち受ける困難なミッションを前に、決して生還することは無いものだと考え、残される家族に対して手紙を書いたと言う。自らのチームを「殉職部隊 (Martyrs’ Brigade) 」と呼んでいたことからもそのことが窺い知れる。
400 回以上にも及ぶ軍の作戦に参加したオニール氏は、2 度の銀星章 (Silver Star) をはじめ、青銅星章 (Bronze Star) を 4 度、統合参謀本部勲功章 (Joint Service Commendation Medal)、殊勲部隊章 (PUC: Presidential Unit Citation) の他、2 度の海軍・海兵隊賞賛章 (Navy/Marine Corps Commendations) など 52 の勲章を受勲。その後 2012 年に、精鋭隊員としての華々しいキャリアに終止符を打ち、軍を後にしている。
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スクリブナーズによると、今回のオニール氏の新著発売は、国防総省も OK しているようだ。
Photo from Robert O’Neill's official Instagram
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