NEWS

インストラクター・ゼロ氏がフィリピン国家警察特殊部隊(SAF)に訓練を提供。極秘裏に実施

海外軍事 Comments(0)
世界中でタクティカルトレーニングを指導するインストラクター・ゼロ(Instructor Zero)氏が、フィリピン国家警察特殊部隊(SAF:Special Action Force)に訓練を施した模様が、実施から約二年半の時を経てYoutubeのFunker Tactical公式チャンネルで公開された。本訓練は、2015年にフィリピン・ミンダナオ島でSAF隊員44名が殉職した「ママサパノ事件(Mamasapano clash)」が切っ掛けとなっている。
ママサパノ事件とは、2015年1月25日、反政府イスラム系武装勢力:モロ・イスラム解放戦線(MILF)の支配下にあるフィリピン・ミンダナオ島ママサパノで、フィリピン国家警察が指名手配中のテロリスト数名を捕獲もしくは殺害するための作戦「Oplan Exodus」を決行したところ、イスラム系武装勢力:バンサモロイスラム自由戦士(BIFF)を交えた三つ巴の銃撃戦が約11時間も続く事態となり、標的のテロリスト1名を殺害したもののSAF隊員44名が殉職するという大惨事となった。SAF隊員の他に、武装グループの戦闘員18名、民間人5名が死亡している。事件後、殉職した44名を悼む声はTwitterを通して拡散され、ハッシュタグ「#Fallen44」(44名の戦死者)は当時世界的なトレンドになった。


Photo from Instructor Zero official FaceBook
ママサパノ事件から5日後、インストラクター・ゼロ氏は自身のFacebookに、44名の殉職者への追悼と共に「何か協力したい。我々は無償で訓練を行う準備ができている。」といった旨のコメントを投稿した。事件から約4か月後、同氏は極秘にフィリピンへ招かれ、銃撃戦で生き残った隊員も含めたSAFに訓練を施したとのこと。隊員らの士気は非常に高く、充実した訓練となったようで、同氏はもう一度訪れたいとコメントしている。

インストラクター・ゼロ (Instructor Zero) 過去記事一覧

Text: 弓削島一樹 - FM201712

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
女性兵士が初めて「グリーンベレー」選抜テストの第1段階を突破し「Qコース」に進出
米陸軍特殊部隊が「Qコース」の期間大幅短縮など選抜過程を見直す動き
ベルギー軍が2020年前半までに『女性だけの特殊部隊』創設を計画
米海兵隊の次世代個人携行用浄水システム『IWPS II』
カナダ軍が国産迷彩『CADPAT』から米国『MultiCam』への切り替えを検討。識者は血税の無駄遣いと反論
ノルウェー警察が一部機関の標準サービスピストルに『SIG P320 X』シリーズを採用
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 女性兵士が初めて「グリーンベレー」選抜テストの第1段階を突破し「Qコース」に進出 (2018-11-20 16:57)
 米陸軍特殊部隊が「Qコース」の期間大幅短縮など選抜過程を見直す動き (2018-11-20 16:44)
 ベルギー軍が2020年前半までに『女性だけの特殊部隊』創設を計画 (2018-11-19 17:14)
 米海兵隊の次世代個人携行用浄水システム『IWPS II』 (2018-11-15 12:50)
 カナダ軍が国産迷彩『CADPAT』から米国『MultiCam』への切り替えを検討。識者は血税の無駄遣いと反論 (2018-11-13 13:50)
 ノルウェー警察が一部機関の標準サービスピストルに『SIG P320 X』シリーズを採用 (2018-11-12 15:42)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

ひとつ前のニュース ひとつ次のニュース

PageTop