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輸血用血液の温度を保つ保護ケース「BCarrier」をイスラエルの工業デザイン学校の学生がデザイン

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イスラエル国防軍の兵士の死因で最も多いのは負傷して搬送中の失血死という。このため戦傷医療において、いかに輸血を行うかが重要になるが、血液は温度変化に弱く、運搬するのが難しい。こうした問題に対し、ベザレル工業デザイン学校の学生・卒業生の展示会において、ネッタ・シャンワルドが「BCarrier」を展示した。
輸血用血液は、保存時は摂氏4度を保ちつつ、使用する際は体温程度に温めなければならない。つまり冷却と保温、2つの機材を持ち運ばなければならない。

BCarrierはこの2つをまとめた血液パック用の保護ケースである。サイリウムのように折ると化学反応が始まる使い捨ての保冷剤を挿入し、24時間保冷できる。使用時は内蔵されたヒーターのスイッチを入れると、規定の温度まで上昇する。

血液パックは挿入したまま輸血装置に接続可能。輸送が簡単になるのはもちろん、温度管理を適切にすることで廃棄血液も減らすことができる。

展示会では他にも戦地で応用できそうなアイディアが紹介されている。イェフダ・ハーマンの「Biosive」は、前線基地やキャンプ地で問題となる伝染病を防止するものだ。

世界では蚊が媒介する伝染病で毎年75万人が死亡している。もちろん殺虫剤を撒くことで予防も可能だが、水源や土壌を汚染する危険がある。

しかしBiosiveではそうした心配なく蚊の発生を抑えることができる。メスの蚊は二酸化炭素や体温で血を吸うための動物を探す習性があるが、これを利用して二酸化炭素を発するコンテナで蚊を集める。

コンテナの中でメスの蚊は、人間には無害だが蚊の幼虫を殺すバシラス属細菌に感染する。メスはそのまま水たまりや池に卵を産むが細菌のため幼虫は発生せず、しかもバクテリアの汚染が水源に広がるため、半径250メートルに殺虫効果がある。

こうしたアイディアは、軍や関係部署の支援でビジネス化されることもあり、イスラエルでは多くの興味深いアイディアが日々生まれている。

Source: From mosquitoes to blood for soldiers, Bezalel students take aim at world woes | The Times of Israel

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201810
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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