H&K社に『破産』の恐れ。「事業活動の継続に関連する重大な不確実性がある」監査法人が警告
ドイツの世界的銃器メーカー、「ヘッケラーアンドコッホ(H&K: Heckler & Koch)」社に『破産』の恐れがあるとして、国内主要紙が報じている。
Photo from Heckler & Koch (H&K)
「ヴェルト」は日曜版の紙面で、『監査法人のKPMG社が、2018年の連結貸借対照表(consolidated balance sheet)に基づく証明書に警告文を添えた』と報じている。
KPMG社は、オランダ・アムステルダムに本部を置き、世界153ヶ国・20万7,000名のスタッフを擁する、四大監査事務所の1つに数えられている。
同監査法人は、『事業活動の継続に関連する重大な不確実性がある』として流動性の欠如によるリスクを指摘しているという。
またヴェルトは、「今年、H&K社は大幅な利益増を記録する必要がある。さもなければ更なる外部資金の確保が必要となる。しかし、それだけでも十分ではなく、同社の存在そのものを脅かすリスクを生み出す可能性がある」として警鐘を鳴らしている。
こうした悲観的な情報が噴出している一方で、H&K社の取締役会はそのグループ報告書において、指摘のあったリスクに注意を向けながらも、「今年度においては明確な業績改善が見込まれる」として楽観的な見方を示しているようだ。
2018年度、グループの売上高は21%増の2億2,095万ユーロ(=約267億5,000万円)だったにもかかわらず、最終損益は805万ユーロ(=約9億7,000万円)の赤字を計上。借金総額は3億8,170万ユーロ(=約462億円)に積み上がっているという。
Source: Bilanzprüfer warnen vor Pleite von Heckler & Koch
KPMG社は、オランダ・アムステルダムに本部を置き、世界153ヶ国・20万7,000名のスタッフを擁する、四大監査事務所の1つに数えられている。
同監査法人は、『事業活動の継続に関連する重大な不確実性がある』として流動性の欠如によるリスクを指摘しているという。
1人の投資家が銃器メーカー『H&K』社を支援している―
— ミリブロNews (@militaryblogjp) April 26, 2019
H&K社の2018年度売上高は、前年度比21%増の2億2,090万ユーロ(=約275億円)だったものの、営業利益は約1,000万ユーロと半減。https://t.co/uc7hLhieaC
またヴェルトは、「今年、H&K社は大幅な利益増を記録する必要がある。さもなければ更なる外部資金の確保が必要となる。しかし、それだけでも十分ではなく、同社の存在そのものを脅かすリスクを生み出す可能性がある」として警鐘を鳴らしている。
こうした悲観的な情報が噴出している一方で、H&K社の取締役会はそのグループ報告書において、指摘のあったリスクに注意を向けながらも、「今年度においては明確な業績改善が見込まれる」として楽観的な見方を示しているようだ。
「同社の受注状況は良好なものの、800名の従業員を抱える企業としては依然として債務が高く赤字が続き、難しい立場にある」
— ミリブロNews (@militaryblogjp) May 17, 2019
関連記事:
大手格付け機関『ムーディーズ』がドイツ銃器メーカー『H&K』を『Caa1』に格下げ。重大なリスクを指摘https://t.co/NxZWV7Rpyhhttps://t.co/es2f3D23qr
2018年度、グループの売上高は21%増の2億2,095万ユーロ(=約267億5,000万円)だったにもかかわらず、最終損益は805万ユーロ(=約9億7,000万円)の赤字を計上。借金総額は3億8,170万ユーロ(=約462億円)に積み上がっているという。
Source: Bilanzprüfer warnen vor Pleite von Heckler & Koch
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント