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アメリカ国防総省と陸軍がM134ミニガン用保守部品に関する情報提供の告知

海外軍事 Comments(1)
アメリカ国防総省と陸軍がM134ミニガン用保守部品に関する情報提供の告知
Photo by USMC for illustration purpose only


最高毎分4000発という猛烈な勢いで7.62mmNATO弾を発射するガトリング式機関銃、M134「ミニガン」のウェポンシステムとその保守パーツを提供できる企業について、アメリカ国防総省・陸軍が情報提供(RFI)を呼びかけている。

RFIが求めているのはシステム本体に加えて電源やマウント、交換用銃身、特殊工具などメンテナンスキットを提供できる企業。直接契約につながるRFP(提案依頼)ではないが、応じた企業は陸軍に対し製品や納入価格の説明をする機会が与えられるようだ。

M134ミニガンはジェネラル・エレクトロニクス社が1960年に開発、1963年に制式に採用され、ベトナム戦争ではヘリコプター搭載用の支援火器として活躍した。濃密な熱帯雨林に潜む敵にダメージを与えるには大量の弾丸が必要であったが、M134の火力はそれに十分応えるものであった。

M134ミニガンの実射動画。支援射撃では長時間休まずに射撃を行うため、通常の機関銃では銃身が加熱し不具合が発生してしまう。ガトリング方式のM134は6本の銃身を次々切り替えていくことでこれに対応することができた。

GE M134 MINIGUN - YouTube


現在はドアガンナーやヘリのガンポッド用だけでなく、船載・車載など様々なバリエーションが開発されている。生産メーカー多く、ディロン・エアロ社は独自のバリエーションも展開している。

参考記事:ミニガン搭載の大型バイク『テイルガンナー・ディロン・エアロ M134X インターセプター』 - ミリブロNews
https://news.militaryblog.jp/web/Tailgunner-Dillon-Aero-M134X-Interceptor.html

Source: M134 Weapons, tools, parts and accessories

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM202002
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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この記事へのコメント
この銃もなかなか現役から退かないな
わざわざ新製品にとっかえるメリットが薄い装備シリーズの一員なのかな
Posted by   | at 2020年02月21日 18:20
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