シグ社 P320落下暴発に関する集団訴訟の原告団と和解
Photo from Sig Sauer for Illustration Purpose Only
シグ社のP320拳銃が一定の条件下で落下した際暴発する危険があるとして提起された集団訴訟について、原告団と被告のシグ社が和解に至った旨、シグ社が発表している。
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シグ社は相次ぐ暴発の報告をうけ、2017年8月8日以前製造のものに対しては無償の改修プログラム(Voluntary Upgrade Program……VUP)を提供した。
プレスリリースでシグ社は改修の前後いずれの製品においても不具合は存在せず、VUPで落下に対する安全措置が追加され、アメリカ国内のあらゆる基準を上回る安全水準を達成しているとした。
一方で、法定の安全基準試験を外れた、非常に限定された条件下においては特定の角度で落下した際に暴発するという点も認めており、必要十分の安全性はあるが将来の訴訟リスクを鑑み和解に応じたと結論した。
なお、VUPではトリガーとシアの接続を断つディスコネクタが追加されたが、これはトリガーフィーリングを向上させ、シアとの噛合いミスを防ぐためのものであると、落下に対する責任を回避。落下に対する安全性を向上させる効果があるも、それが第一の効果ではなく、必ずしも暴発を防ぐわけではないとした。
ユーザーに対してはVUPの提供を続けるとともに、一部の故障に対する無料修理や製品交換などに応じていくという。
落下暴発に関してはこれで一応の解決がはかられる形であるが、他の形態での暴発事故も発生しており、これからもP320の安全性については注視していく必要があると思われる。
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Source: Hartley Agreement | Sig Sauer
Text: Chaka (@dna_chaka)
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Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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