様々な銃器を試射できるINDUSTRY DAYがSHOT SHOW 2019に先立って開催!


HK M110A1
まずオープンと同時に乗り込んだのがOSS SUPPRESSORSのブース。ここで狙撃銃のM110A1が撃てるという事前情報があったためです。
M110A1とは米軍が現行のM110の代替としてテスト中のモデル。G28をベースに開発された7.62mm仕様の軍用狙撃銃です。
撃ち味はガスピストン方式ながら非常にマイルド。G28のベースとなったHK417に通じる射撃感覚に加えて通常のマッチグレード軍用弾でも高音を抑えたサプレッサーらしい発砲音でした。そして100mのレンジでは全く意味がないくらいよく当たります。
AA12
SOL INVICTUS ARMSがデモ用に持ち込んだのはあのAA-12。
12ゲージのオートマチックショットガンで動作はフルオートのみ。1970年台に開発されたといわれるクラシックガンですがそのインパクトは抜群。
7〜8発の12ゲージシェルを込めたドラムマガジンで撃つことができました。
撃つとフルオートになるので後ずさりするほどのリコイルを感じましたが、装填されていたシェルはリコイルが少ないバードショット。もしこれがバックショットだったらもっと激しいリコイルになるそうです。
BATTLE ARMS PDW
同社のパーツで組み上げられたPDWタイプのピストルカービンで、9x19mmのグロックピストル用マガジンを使うのがポイント。
最近増えているこの手のピストルカービンですが、弾代も安く手軽に撃てるのが好評の理由とのこと。
確かに非常に撃ちやすかったのですが、むしろバッファーを重くしてピストルカートリッジらしくないガンガンくるリコイルを達成しているのがウリだそうです。
MAGPUL SCORPION Evo3
今回のショーでMAGPULが発表したスコーピオンevo3用のカスタムパーツを満載したデモガン。ちなみにアメリカに於いてこのevo3はかなりメジャーなモデルだそうです。
ピストルカービンの一種となり、軽いリコイルによる軽やかな撃ち味が非常に◎。
PMAGやフォアグリップ、マグキャッチレバーといった専用パーツが組み込まれています。
GEISSELE SUPER DUTY
ガイズリー製のコンプリートARであるSUPER DUTYにSSA-Xトリガーを組み込んだカスタム仕様。
ピストルグリップやMK16 DDC RAILはもちろん、マガジンキャッチやボルトキャッチといった各所の操作性が高く、一般的なARとは違う分かりやすい扱いやすさが特徴です。
FLIGHTLITE INDUSTRIES SCR
フロリダのFLIGHTLITE INDUSTRIESが開発したAR用のベルトリンクコンバージョンキット。かつて存在したシュライクマシンガンと同じコンセプトです。
撃った感想は、まぁとにかくマシンガンらしいマシンガン。MINIMIより軽いのでリコイルも激しく迫力満点でした。
OSS AK47 サプレッサーカスタム
7.62x39mm仕様のAKにOSS製サプレッサーを装着したモデル。
7.62mmのAKはサプレッサーと相性がいいらしくリコイルコントロールしやすく安定した動作になるのだとか。さらにAR系のように発射ガスが鼻に吹き付けることなく快適に撃てました。
M1カービン
ウインチェスターが大戦中の30カービン弾を復刻したため、その試射用に用意されていた一丁。
筆者はM1カービンを初めて撃ったのですが、異様に軽い本体と想像以上のリコイルにびっくり。撃つたびに右手の親指が鼻の頭にヒットして痛かったです。
『プライベート・ライアン』とか『バンド・オブ・ブラザース』などではポコポコと軽く撃っていたのに・・・。
BROWNELLS RETRO BRN-PROTO
昨年発表されたレトロシリーズの1つ、AR10のイメージを踏襲した最初期(シリアルナンバー1)のAR15を復刻したモデルです。
見ての通り非常に細く、そして軽量。キャリハン内部のチャージングレバーの引きは異様に重くマガジンはストレートタイプの25連を装備。アイアンサイトでしたがしっかり構えると50m先のマンターゲットにビシビシ当たりました。やっぱりARってよく当たる銃なんですね。
BLACK RAIN ORDNANCE Predator
同社Predatorシリーズの308口径、FDEカラー、レフティモデルというカスタムバージョン。
ライフルレストによる依託射撃だったため100m程度のターゲットならどうやって撃っても外しません。
なお、左利き用モデルを右手で撃ちましたが、エンプティケースが顔面に当たることなく快適に扱えました。
COLT KING COBRA
今年発表された357マグナムリボルバーの新作。
シュラウドを備えた3インチバレルはリコイルをソコソコ吸収してくれるためか、握りやすいグリップと合わせてスムーズに撃てました。
表面仕上げはさすがコルトといえる美麗なもの。
COLT COMBAT ELITE
2種類の口径(45ACPまたは9x19mm)と3種類の長さのスライドが選べる1911の実用的なベーシックモデル。取り立てて大きな特徴はありませんが、みんな大好きなコルトメイドの1911ということで話題になっています。
ちなみに価格は1399ドル。
GLOCK 17/19 Gen.5
グロックの現行モデルがGen.5ですが、2019年の17と19からスライドにフロントセレーションが入るようになります。
これはアメリカで一般的なプレスチェック(残弾確認のためスライドをちょっとだけ引くこと)のためだそうです。その他の仕様に変更はナシ。今後各モデルはGen.5に切り替わると同時にこのフロントセレーションが入ることになるそうです。
KIMBER KHX CUSTOM/RL
3.25MOAのTrijicon製RMRを搭載したカスタム1911。スライドを中心に入るヘックスモールドが印象的なデザインです。
構えた時の安定感やマグウェルを兼ねたグリップ、キレのいいトリガーなど撃ち味は最高のひと言。誕生以来100年を経た1911の現時点における最新モードといえます。
HK VP9
新作ではありませんがHK社のストライカー式オートのVP9(9mm仕様)をじっくり撃つことができました。
HKらしい精密感や高級感をあまり感じない実用一辺倒なモデルですが、それだけに撃ちやすく動作は確実、加えてよく当たります。
FN BROWNING Hi-POWER DA
これも新製品ではありませんが筆者の大好物のハンドガン。ウィンチェスターの弾薬の方のレンジに置いてあり、自分で勝手にマガジンに弾を込めて好きなだけ撃てました。
握りやすいグリップとやや粘るトリガー、絶妙に操作しにくいサムセフティなど無理やり近代化改修を施したオールドガンの味わい深さが満載。今回のイベントで最も撃てて嬉しかった一丁です。
Aimpoint ACRO P-1
Aimpointが発表したマイクロサイズのドットサイト。
長物からハンドガンまで幅広く使用できる軽量なモデルでRMRの底面積のまま真四角のカバーで覆ったようなサイズ感。いうまでもなく超小型です。
操作もシンプルで同社が得意とする高い耐久性も備えているそうです。
Eo-Tech vudu 5-25x50 FFP
Eo-TechシリーズでおなじみL3社の高性能スコープシリーズの最新モデル。
ショートサイズながら5倍から25倍までのズーム機能を備えていて広い範囲をカバーできます。
MINIGUN
トヨタ製ピックアップトラックの荷台に積載されていた7.62mmのミニガン。当初は展示用だと思っていたのですが、突然ブーン!!という発砲音が聞こえて行ってみたら・・・。
時間を決めて射撃デモをしていました。ミニガンの射撃を初めて(しかも直近で)見たのですがその迫力は相当なもの。周囲の空気を震わせる音と振動、そして辺り一面に立ち込める甘ったるい火薬の香りはミニガンならではのものです。
1回の射撃は約15秒、これで500発強の弾丸を撃ち尽くすそうです。
以上、この日体験できた銃器の中からいくつかピックアップして紹介してみました。
他にもいろいろ撃てるのがこのINDUSTRY DAYですが各メディアが注目する銃器はだいたい同じで変わりません。
そしてこのINDUSTRY DAYの翌日の1月22日から本番であるSHOTShowが開催されます。
こちらの様子も改めてまとめてお送りします。ぜひご期待ください。
Text & Photo: 乾宗一郎

M110A1とは米軍が現行のM110の代替としてテスト中のモデル。G28をベースに開発された7.62mm仕様の軍用狙撃銃です。

AA12

12ゲージのオートマチックショットガンで動作はフルオートのみ。1970年台に開発されたといわれるクラシックガンですがそのインパクトは抜群。
7〜8発の12ゲージシェルを込めたドラムマガジンで撃つことができました。
撃つとフルオートになるので後ずさりするほどのリコイルを感じましたが、装填されていたシェルはリコイルが少ないバードショット。もしこれがバックショットだったらもっと激しいリコイルになるそうです。
BATTLE ARMS PDW


確かに非常に撃ちやすかったのですが、むしろバッファーを重くしてピストルカートリッジらしくないガンガンくるリコイルを達成しているのがウリだそうです。
MAGPUL SCORPION Evo3

ピストルカービンの一種となり、軽いリコイルによる軽やかな撃ち味が非常に◎。
PMAGやフォアグリップ、マグキャッチレバーといった専用パーツが組み込まれています。
GEISSELE SUPER DUTY


FLIGHTLITE INDUSTRIES SCR
フロリダのFLIGHTLITE INDUSTRIESが開発したAR用のベルトリンクコンバージョンキット。かつて存在したシュライクマシンガンと同じコンセプトです。
撃った感想は、まぁとにかくマシンガンらしいマシンガン。MINIMIより軽いのでリコイルも激しく迫力満点でした。
OSS AK47 サプレッサーカスタム

7.62mmのAKはサプレッサーと相性がいいらしくリコイルコントロールしやすく安定した動作になるのだとか。さらにAR系のように発射ガスが鼻に吹き付けることなく快適に撃てました。
M1カービン
ウインチェスターが大戦中の30カービン弾を復刻したため、その試射用に用意されていた一丁。
筆者はM1カービンを初めて撃ったのですが、異様に軽い本体と想像以上のリコイルにびっくり。撃つたびに右手の親指が鼻の頭にヒットして痛かったです。
『プライベート・ライアン』とか『バンド・オブ・ブラザース』などではポコポコと軽く撃っていたのに・・・。
BROWNELLS RETRO BRN-PROTO

見ての通り非常に細く、そして軽量。キャリハン内部のチャージングレバーの引きは異様に重くマガジンはストレートタイプの25連を装備。アイアンサイトでしたがしっかり構えると50m先のマンターゲットにビシビシ当たりました。やっぱりARってよく当たる銃なんですね。
BLACK RAIN ORDNANCE Predator
同社Predatorシリーズの308口径、FDEカラー、レフティモデルというカスタムバージョン。
ライフルレストによる依託射撃だったため100m程度のターゲットならどうやって撃っても外しません。
なお、左利き用モデルを右手で撃ちましたが、エンプティケースが顔面に当たることなく快適に扱えました。
COLT KING COBRA

シュラウドを備えた3インチバレルはリコイルをソコソコ吸収してくれるためか、握りやすいグリップと合わせてスムーズに撃てました。
表面仕上げはさすがコルトといえる美麗なもの。
COLT COMBAT ELITE

ちなみに価格は1399ドル。
GLOCK 17/19 Gen.5

これはアメリカで一般的なプレスチェック(残弾確認のためスライドをちょっとだけ引くこと)のためだそうです。その他の仕様に変更はナシ。今後各モデルはGen.5に切り替わると同時にこのフロントセレーションが入ることになるそうです。
KIMBER KHX CUSTOM/RL

構えた時の安定感やマグウェルを兼ねたグリップ、キレのいいトリガーなど撃ち味は最高のひと言。誕生以来100年を経た1911の現時点における最新モードといえます。
HK VP9

HKらしい精密感や高級感をあまり感じない実用一辺倒なモデルですが、それだけに撃ちやすく動作は確実、加えてよく当たります。
FN BROWNING Hi-POWER DA

握りやすいグリップとやや粘るトリガー、絶妙に操作しにくいサムセフティなど無理やり近代化改修を施したオールドガンの味わい深さが満載。今回のイベントで最も撃てて嬉しかった一丁です。
Aimpoint ACRO P-1

長物からハンドガンまで幅広く使用できる軽量なモデルでRMRの底面積のまま真四角のカバーで覆ったようなサイズ感。いうまでもなく超小型です。
操作もシンプルで同社が得意とする高い耐久性も備えているそうです。
Eo-Tech vudu 5-25x50 FFP

ショートサイズながら5倍から25倍までのズーム機能を備えていて広い範囲をカバーできます。
MINIGUN

時間を決めて射撃デモをしていました。ミニガンの射撃を初めて(しかも直近で)見たのですがその迫力は相当なもの。周囲の空気を震わせる音と振動、そして辺り一面に立ち込める甘ったるい火薬の香りはミニガンならではのものです。

以上、この日体験できた銃器の中からいくつかピックアップして紹介してみました。
他にもいろいろ撃てるのがこのINDUSTRY DAYですが各メディアが注目する銃器はだいたい同じで変わりません。
そしてこのINDUSTRY DAYの翌日の1月22日から本番であるSHOTShowが開催されます。
こちらの様子も改めてまとめてお送りします。ぜひご期待ください。
Text & Photo: 乾宗一郎
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